プロローグⅠ
R-15タグは今後あるかわからないのでつけておいてます
「貴様どこから現れた!にゅーすとはなんだ!?呪文か!
無駄だ私にはこの鎧がある限り貴様の魔法などでは私の体に傷一つつけることはできんぞ!」
「いや・・・それはだな・・・」
(次のニュースです)
「フハハハハ どうした にゅーす とやらはそれでおしまいか!私には効かんぞ」
(緊急速報が入りました)
「きんきゅうそくほう…だと…くっ、奥の手を隠していたか、だが私は負けないこの私の剣に誓って必ず家を守る。安心しろ幸助!」
「(あたまがいたい…どうしたこうなったんだっけな。たしか事の発端は今日の朝だったか・・・)」
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「あぁ…どっかから美少女とか空から降ってこないかなー」
とかぼやいてる俺は、柊幸助東京に住んでる25歳独身のフリーターだ!
どうしてこんなことをぼやいているかというと、月に何度か実家から届く支援物資もとい食べ物たちの中に親からの手紙がよくあるわけだが。
まぁ書いてあったのが早く恋人見つけて孫を見せろとの事を毎回書いてくる。
しかし、おれには無理だなのだ!なぜなら年齢=彼女いない歴なのだからな!
ちなみに顔は中の下程度ブサイクではないと思うが地味ではある
そんなこんなで、彼女がほしいしかしいないそして作る勇気がない!ナンパなんて無理
「はぁ・・・もう夜だしねよ・・・仕事も疲れたし明日は休みだからゆっくりするかなぁ・・・ぐぅ・・」
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「む・・・ここはどこだ? 真っ白な世界だ・・・まさか死んだ?」
いやいやねーよ俺普通に寝てただけだし・・・あぁでも火事とか地震だったら・・・あの家古いしなぁ
はっ!まさかこれは転生フラグか!魔法と剣のファンタジーか!
ただただ真っ白な世界、宇宙の空間の中のにいるような感じだ陽気にプカプカ浮いてる幸助、不幸?が迫っているとは本人も知らなかった。そしてそんな幸助に平穏な日常を終わらせる人?が来たのだ。
「ちがいます、あなたは死んでいません。」
「え、えっとあなたは女神様?」
うおおおお超美人!彼女になってください!結婚してください!
「貴方とは釣り合いが取れませんね、それと美人と言ってくれるのはうれしいですが私は女ではありません。」
「女じゃない…だと…てか心聞こえるのか」
うわはずかしい・・・
「いえ、大体ここに来る人は皆そう思うので慣れました」
「それならいいのか?ってそれより死んでないのは良いとして、あなたと話すってことはやっぱり異世界に行けるの?チートもらえるの?もう働きたくないでござる。」
「いいえ異世界には連れて行きません。そもそもこちらの人と死んだ時に毎回話を聞くのですが皆そろって同じことを言いますね・・・いい加減私も疲れました。まぁ疲れないんですがね?
今回それでためしに異世界に連れて行った人が異世界で大暴れして大変だったのです。そのため異世界にはしばらく連れていけないですね。」
「な、なんだと・・・いけないのか異世界・・・」
てか なにしたんだ・・・
「何をした・・・ですか・・・簡単に言うと魔王を倒すためにとどめのオーバーキルで勇者が魔法を使ったら星が半壊しました。一応星は再生させましたが、かなり時間が掛りましたね、あちなみにあなたたちとは時間軸が異なるのであっちでの時間ははこっちでの時間とは違うのですがね。」
「いや、なんか地球を代表で言いますがごめんなさい」
おれTUEEE自重してくれ・・・
「それに関しては問題ありません。力を与えすぎた私にも責任がありますから。ただ予想外の行いのせいで未来に歪みが出てしまったのです」
「歪み?それが起こるとどうなるのです?」
「ありえない事態が起こります、今回の場合は本来1人しか生まれないはずの勇者が2人生まれてしまいました。本来もっと早く気付いてていればよかったのですが・・・修復に力を使って眠ってしまってる間に20年が過ぎた後の話でした。」
「え、勇者が2人じゃダメなんですか?魔王とか簡単に倒せるじゃないですか?」
「そんな簡単なことではないのです・・・勇者が2人生まれたという事は魔王も2人生まれると言う事なのです。」
「でも・・・それなら二手に分かれて倒すとかで解決できないですか?」
「そう・・・私もそう考えました。しかしそうはいかないのです、私にはある程度未来視ができます。それでためしに未来を少し…100年先を見てみました。」
「そしたら?」
てか未来見えるとかスゲー
「勇者が5人に増えていました。」
「つまり、このままいくと勇者軍団と魔王軍団でやばいってこと?」
「その通りです。そしてその世界は消滅します」
「まじでなんか地球の者が失礼しました!」
「いえ・・・先ほども言った通り私にも責任があるのです。そして今ならまだ回避できます。」
「おぉ、良かった。それが俺をここに呼んだ理由?てかなんで俺?」
「お話が早くて助かります。それなら簡単ですとりあえず日本人をあっちに連れて行ったので日本人を選びました」
「え、それだとほかにも日本人はたくさん居ると思うんだけど・・・てかやっぱり日本人なのな・・・」
「まぁ元気を出してください。理由は日本人で最有力候補まぁこの人なら大丈夫だろうという人を6000人ほど出しました。その中からあみだくじを使った結果あなたに当たりましたね。おめでとうございます」
「ま、まったくうれしくねぇぇぇ!異世界に行けるならまだしも責任取らされるのが俺というのが全くうれしくない。」
てかあみだくじなのかよ
「まぁ、きにしないきにしない」
「ちなみに断ったらどうなりますか?てか断れますか?」
「そうですね・・・簡単に言うとなにもありません強制はできないので断れます。強いて言うのであれば、死んだあと地獄行きが決定します。」
「なん・・・だと・・・地獄あるのか・・・」
「こくり」
「何もなくないじゃねええかああああ・・・うう・・・わかりました・・・受けます。」
「ありがとうございます」
「その代りあとその半壊させた勇者地獄に突き落としといてください。」
「あぁ、もちろんそのつもりなのでご安心ください」
「それで何をすればいいのですか?」
「先ほど話した2人目の勇者をそちらで預かってほしいのです」
「・・・はっ?無理ですよ俺なんかフリーターですし2人分の食費稼げって言われても・・・それに男と二人暮らしなんて・・・」
「女の人ですよ?」
「ぜひ、預からせてください!」
「はい、では言質は取ったのでそちらに送りますね、それではまたちかいうちにお話ししましょう」
「はっ!つい条件反射で・・・ちょまry」
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チュンチュン…
「・・・知っている天井だ・・・ん…まぶしい朝か?てかさっきのは夢か?変な夢だったなぁ」
もうひとねむりするか・・・休みだし・・・
ゴロン ゴツン
寝返りを打った瞬間に石のような何かに当たったそこには見たこともない美少女がいた。髪は金髪肌は透き通るような白い色、銀色に輝く甲冑、中央には何か紋様のような物も見える。そして腰には県のようなものも見える女の人が幸助の隣に寝ていた。
「いってええええええてかだれだああああああああ」
え なになにだれなのこれ?え鎧?Whyなぜ?
「うぅぅん・・ここは・・・」
「え、えっとどちらさま?」
「む・・・聞かれたからには答えるしかあるまい!私の名はエルミュラス・ジルタ・エルフリン!勇者だ!!」
「・・・はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
この時幸助は人生で一番大きな声で叫んだという。