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可愛い女の子たち

男装して歌って踊る企画のレッスンの日になった。

可愛らしい女の子5人がAKBのスタジオで私を出迎えてくれた。

「橋本先輩から聞いてましたけど、すっごい綺麗ですね!」とかなんとか

山田はいなかった。

とりあえず彼女らが練習しているという曲を見せてもらった。


かわいいな。女の子だ。それはそうなんだけど。

「内股なの一回やめようか。」

うん。普段から男の人から可愛いと思われるように研究している結果なのだろう。彼女らの涙ぐましい努力が垣間見える。

「ガニ股でいいよ。あと使ってない腕は腰ね。」

あとは、「少しでも肩幅広く見せるように肩広げること意識できたりする?」

難しいよね。普段と正反対なことをパフォーマンスでやるんだもの。


「意識だけでも変えてみて、もう一回お願いできる?」

うん。流石に大手のアイドルグループにいる子達。飲み込みが早い。

できれば歌のレッスンもしてほしいと頼まれていたので、少し見ることにした。

「喉広げて胸で響かせる意識で歌ってみて。」


彼女らは精一杯やってくれてるんでしょうが、こればかりは難しいようだった。

私自身、歌は苦労した。ずっと苦手意識があって人に安心して聞かせられるようにできたのはここ3年の話である。

「ありがとうね、意識してることはよく伝わったよ。ただ、ダンスもそうなんだけど、特に歌に関しては出し方をひたすら日々練習して慣らしていくしかないの。頑張ってみてね。」

彼女らは大人の都合で選ばれてここにいるから、そこまで私は期待していない。

1時間半ほどのレッスンをして、私はその場を後にした。


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