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みぎうでの影  作者: ての
3/3

積み木の狭間で

うは

「頭に一突き!って感じですね」


「気になるな。」


「煤っすよね。」


「あぁ、なんでこんなに、周りがすすだらけなんだ。」


「何かを焼いたとか?」


「いや、燃えた跡は無いな。それにボヤの通報もない。」


「謎っすね」


「これでもう4件目だ。」


「煤跡殺人事件。なんて」


不気味な事件だな。



ーーーーーーーーーーー



ビルとビルの隙間から路地裏に太陽が差し込む。

太陽光で起きる。なんて人間らしい。

この体にはなんとも似合わない。


触手のように伸び、だらんと地面に垂れ下がった影のような腕。


なんだか肌も灰色だ。

通った道は煤だらけ。どこにも逃げられない。


「はぁ」


一晩中走り回った後、気を失ったように寝たせいで頭がすごく冴えている。

都会の曇りきったこの空気もなんだか今は美味しい。


昨日の夜を思い出すと、恐怖かなにか。

体が震え出す。


「花楓...居るかな。」


「八幡殺したの、あんた?」


「!?」


急に目の前に顔が現れた。


殺した?そんなこと、した、した覚えは。


「あ、ぁぁあ、あ!ぁぁぁぁぁぁ」


パシンッ


頬に衝撃が走る。


「フラッシュバックは後にして。あいつのこと嫌いだったけどね、ここでのルールなの。仲間が殺されたらやりかえす。」


ここでのルール?ここってなんだ。

ヤクザかよ。やられたらやりかえすって。


「じゃ」


彼女に向かって噴水のように血が噴いた。

不思議と痛みもなく、混乱もしなかった。


だがその落ち着きに反して、意識は失せていく。

死ぬ。

本当は昨日、楽しみだったのにな。


「花楓...」



「!?花楓っつったか!?」



「聞き間違えか?」


あは

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