ショートショート⑬ 悪い生徒
ここはいわゆる普通の人間とは一緒に学ぶことができない者たちが通う学校。よほどの不良かって?悪い奴といえば悪いな。しかし悪い奴だけでもない。そんな学校のお話だ。
普通に学校いっている生徒たちが下校をし始める夕方から始まるこの学校
「よー!」
『おいっすー』
「最近転入してきたあいつ今日も遅刻?」
『そうらしいよ、二時間目から来るって』
「仲良くなりたいんだけどなー」
『あいつ暗いからなー』
「今日も放課後誘ってみるか!
『それよりお前は今日だったんだな(笑)』
「うるせー、なんか毎月はずかしい一日だよ」
『わっははは』
「お前こそいい加減新しくしろよ、なんか汚いし」
『あのなー簡単じゃないんだよ』
そんなことを話しながら彼らは学校へ向かった。
〜放課後〜
「なー今日こそどっか行こうぜー」
『なぁーいいだろー』
しかし、あいつは今日も断ってすぐに帰っていった。
「あいつ感じ悪いよなー」
『でも、授業中とか学校にいるときは優しいんだけどなー』
「家が厳しいとか?」
『でもそれなら遅刻しないだろ』
そこで彼らは担任に話を聞きにいった
「あいつの家って何やってるんですか?」
あーお金持ちで貴族の家だよ
『あーやっぱり、服とかオシャレだもんな』
「あいつと仲良くなりたくて俺ら放課後よく遊びに誘っているんですよ」
『なのにあいつ毎回断るんですよ』
「酷くないですか?」
【あーそれは仕方ないよ】
「なんで先生まであいつの味方なんですか!」
【いや、味方も何もあいつは】
【吸血鬼だからな】
ちなみに「」はオオカミ男
『』はミイラ男という裏設定もあります。もう一度読んでみてください!!!