福屋 光世 ふくや みつよ
女性
54歳
エディトリアルデザイナー
担当女神:ピロテース
攻撃:4
防御:5
速度:5
知能:6
幸運:5
「なんかさっき転生滞ったって聞いたけど、今は普通ね。じゃんじゃん行ってら~」
■■■テンセイ■GO■!■■■■■
光世は、石の部屋で困った。
(誰もいない……)
しーん、と静まり返っている。
冷たい石床とあいまって、忘れられた遺跡のよう。
(ここで何をすることを求められているのだろう)
ぷるんぷるんの身体と、跳ねるだけの能力で。
光世は、ほんのわずかでも何か変化がないか、耳を遠く澄ませてみた。
(……あ、なんか、聞こえる?)
それは引きずるような音だった。
ずるり、ずるり、と。
近づいてきて、
ガチャっ。
(えっ、大怪我してるじゃない!)
マイラは血まみれで、あちこちの骨が折れたり砕けたりしていた。
引きずっているのは足だ。おかしな方向を向いている。
生きているのが不思議な状態で、
「くのいちの……最期は……」
部屋の角に倒れ込む。
「誰かに看取られるようなものじゃない……」
(ねえ、大丈夫?)
「ぷみ?」
しゅぱんっ。
(ぐ……死にそうでも、強いの……)
「風のように……ただ消えるだけだ……」
■■■ザンネン■マタ■ライセ■■■




