津原 元久 つはら もとひさ
男性
38歳
ビューティアドバイザー
担当女神:ダフネ
攻撃:5
防御:18
速度:4
知能:7
幸運:3
「あ、すごい偏見だけど、男のビューティアドバイザーって聞いておネエキャラかと想像しちゃった。ごめんなさい、こういうのほんとよくないわよね」
■■■テンセイ■GO■!■■■■■
(ほんっと、偏見ってアタシたちの敵よ! 女神までなんてこと言うのかしら)
元久はぷるぷると怒った。
おそらくクネクネしているイメージなのだろう。
「ふふ、なんか感情豊かな感じのスライム出てきたわね。ちょっと体当たりしてみて」
待っていたエーミィは、さっそく攻撃力の確認を始めた。
(え? こーお?)
「ぷーみ?」
エーミィに1ダメージを与えた!
「そうそう、これこれ。あなたの強さなら増えても平気。じゃあ、お話でもして1時間待ってよっか」
(やったあ。これって人間を仲間にしたってことよね?)
「ぷみんぷみんっ♪」
「おー、ちゃんと攻撃やめてくれるの? すごーい」
エーミィはパチパチと拍手をする。
(うふふ、じゃあお話しましょ?)
「ぷーみんっ」
「んー、何話そっかなあ。町のこと……は、話したら可哀想かな? 加護があるからあなた行けないものね。行きたくなっても連れてけないし。じゃあ、このあとたぶん来る、ガズって男の子のことでもいい?」
(恋バナね~)
「ぷぷ~ぅ」
「ガズって、あたしの幼馴染なんだけどね、すっごい子どもなの。恋愛とかそういう男女のこと全然興味ないみたいで、おとといだって――」
エーミィは、ぷいぷい相づちを打つ元久を相手にガズの愚痴を語り、
そして1時間が過ぎていった。




