須藤 晋也 すどう しんや
男性
44歳
造園技術者
担当女神:ケト
攻撃:2
防御:5
速度:6
知能:7
幸運:5
「異世界で重宝されそうな職業ね。新しい造園知識をもたらして貴族たらしこみそう。ま、スライムには無理だけど」
■■■テンセイ■GO■!■■■■■
じめじめしている――と晋也は思った。
カビでも生えそうな空気だった。
(どんな世界でもいいから、もっと緑のある、広いところの空気を吸いたいものだ)
と、
部屋の隅にある、緑色に気づいた。
(カビじゃないな。植物が自生している。これはドクダミか何か……?)
覆いかぶさり、スライムの身体でもぎ取る。
頭の中に、『これは薬草だ』という認識が入ってきた。
(薬草。何の植物かは定かではないが、とにかく薬草だということはわかった。大事に持っておこう)
ガチャっ。
「エーミィごめん! 外で頭冷やしてたら、時間がいつの間にか過ぎてた!」
ガズが扉から勢いよく入ってきた。
息を切らしている。
「あれ? いない。この部屋に来てるはずなんだけど。――お、スライム湧いてる」
(この少年は安全そうだ。敵意が感じられない)
「しばらくここに居させてくれよな」
ザンッ。
(えっ? そんな、あいさつ代わりみたいに……。ああ、薬草を使う暇が……)
「マイラからもらったナイフ、切れ味いいな~。へへっ、マイラ……。あ、こいつ薬草落とした。ラッキー♪」
■■■ザンネン■マタ■ライセ■■■




