帆苅 杏梨 ほかり あんり
女性
12歳
中学生
担当女神:ビア
攻撃:24
防御:3
速度:8
知能:4
幸運:4
「抜群の攻撃力が引けたな。おめでとう。その若さがどう出ることか……」
■■■テンセイ■GO■!■■■■■
「ご、ごめんなさい! わざとじゃないの!」
「わざとじゃねーとか、そういう問題かっての」
杏梨が気づくと、そこでは男が少女を壁に押さえつけていた。
少女の身体は、なぜか全体的に赤く光を放っている。
「冒険者狩りは殺されても文句言えないって知ってんだろ? 俺を殴った時点でもうモンスターと同じ扱いになってんだから、俺が何してもお咎めはねえ」
見ると、男のスキンヘッドにはたんこぶができている。
少女が手にしている杖が当たったのかもしれない、と杏梨は思った。
「ほんとごめんなさい……。ちょっとむしゃくしゃしてて、ぐるぐる回ってたの。いきなり誰か来るとか、全然頭になくって……」
「まあ、殺したら何もできなくなっちまうからなあ。生かしておいてやるから、ちゃーんと、お詫びをしてもらえるか?」
「ごめん……なさい……」
少女が涙を流し始めた。
(助けなきゃ!)
「ぷみゅんっ」
冒険者に8ダメージを与えた!
「おわ!? こいつ、いつの間に出てきた。……そうかここが、仲間が言ってたスライム道場とかいう部屋だったか」
「あなた、助けてくれようとしたの?」
(そうだよ、早く逃げて)
「ぷみゅぷみゅ」
「うるせーよ!」
ばんっ。
(えっ、素手でこれ? あたし風船じゃん。もう駄目……早く……逃げて……)
「ぷみ~ん……」
「痛かったけど、やっぱスライムだわ。グーパンで弾けるとか虚弱体質かよ」
■■■ザンネン■マタ■ライセ■■■




