向野 正伸 むくの まさのぶ
男性
41歳
パタンナー
担当女神:ヘベ
攻撃:2
防御:3
速度:7
知能:5
幸運:8
「パタンナーって何かしら。パターン? ああ、なんかきっと型を作ったり型にはめたりするのね」
■■■テンセイ■GO■!■■■■■
(誰も、いない……)
正伸は冷たい石の部屋で、ひとりたたずんだ。
生前はそれなりにずっと忙しく、息をつく暇がなかった。
(だから今は、こういうのも、悪くない)
時刻は何時くらいだろうか。
暗くて寒いばかりで、まるでわからない。
窓もなく、まるで独房のよう。
(看守が来たら朝ごはんとか?)
……誰の気配もない。
ただ、先ほどまで誰かいたかのような、人の――もっと具体的に言うなら、男と女の匂いがする。
元々そういう匂いの場所なのかもしれないので、よくはわからないが。
(奥のほう、何か落ちてるな)
近づいてみる。
(これはナイフ……? いや、忍者が使うクナイというやつか?)
漫画でしか見たことがないけど。
手はないので、身体で包むように拾う。
(え!?)
触った途端、急に――
何か、視界が緑色になったようなそんな気分になり、気持ちが悪い。
すぐにクナイを捨てるが、気持ち悪さは治まらない。
(毒……が……塗られて……?)
■■■ザンネン■マタ■ライセ■■■




