表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/84

十倉 玲 とくら れい

女性

36歳

ルポライター


担当女神:テイア


攻撃:12

防御:12

速度:5

知能:1

幸運:7


「へ? すんごい馬鹿できた。わたしのせいではないぞ。さっさと行ってこい」


■■■テンセイ■GO■!■■■■■


 ここは戦場の臭いがする――と玲は思った。


(人間の血の臭いは薄いが、何か、大量の生命が失われてきたような、そんな空気感がある)


(かつて虐殺が行われた場所を取材したことがあるが、そこの空気に似ている)


 命に形はないはずだが、命が消えたとき、そこには何かが残るのかもしれない。


(まあ、ただここが薄暗くて気味が悪いと思う、私の怖がりかもしれないが)


 ガチャ。


 おずおずと少年――ガズが顔を覗かせた。


「これで今日は最後にするよ。ごめんな、毎回殺しちゃって。同じスライムなのかどうかオレにはわからないけど、強さがちょっと違ったりして、なんか不思議だな、お前ら」


 ……?

 何か喋っているようだが、いまいち理解できない。

 言葉は日本語と同じだと思うのだが、どうにも、頭がついていかないというか。

 思考はできているはずなのに、なんだろうこれは。


「おやすみの一撃だ」


 ぼこん。


「あ、結構強そうな気がしたけど一撃だった。今日だけでオレも結構強くなったみたいだ」


(私の命が消えたとき、何か残るものはあるのかな……)


■■■ザンネン■マタ■ライセ■■■

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ