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ZONE  作者: 北斗 白
海聖高校編
1/46

episode1

皆さんは、「ZONE」というのをご存知ですか?

スポーツをしていた方なら聞いたことがあるかもしれません。

一流のスポーツ選手などが、深い集中により、たまに起きる現象。ボールの動きがわかったり、視野が360度並になったりと。

いわば「超人モード」です。


この本は、ZONEとサッカーを軸にした作品です。

どうぞお読みください!


挿絵(By みてみん)

太陽の光が身体に差し込み、汗に反射して輝く。

フィールドで何度も反射し、輝く。

だからフィールドは輝いている。

一部を除き・・・


「早くパスを回せって言ってるだろ! 」

「前向けよ弱虫! 」

「何でそこでボールを取られるの? 」

「やる気無いならフィールドから出ろ! 」


自分の脳内に、次々と罵倒ばとう雑言ぞうごんが流れ込んでくる。

練習で、プレーを何回も褒めてくれたコーチ、それに、チームメイトも一緒になって僕をけなす。

僕だって精一杯頑張っている。

頑張っているのに、結果がついてこない。

小学一年の時から始め、家族と同じくらい大好きだったサッカーにも裏切られたような気がした。


ああ、なんて居心地が悪いんだ。

こんな辛いことになるなら、サッカーなんて・・・


「サッカーなんてやめちまえ! 。」


空気をつたい、フィールド上に響き渡るコーチの声。

いくら練習しても上手くなれない。それどころか、落ちこぼれだ、下手くそだと馬鹿にされるばかり。


僕は無力。

そう自覚した瞬間とき、目の前に黒い景色が広がった。

暗転したフィールドの光は、まるで、絶望を唄っているように見える。

とても静かで、どこか寂しい。でも、さっきまでの心地の悪さとは違う。

暗くなった光に、僕には何も無い、というのを見せつけられているように感じる。

そうだ、僕は、何も無くて良い。


「本当か? 」


何処どこからか声が聞こえる。

一人だけの空間に、本来ならば聞こえるはずのない声。

その声と共に、僕の心臓の鼓動こどうが、どくん、と波を打った。


「おい! ボール行ったぞ! 」


少し泥のついた土褐色つちかっしょくの球が迫ってくる。


「自分が嫌なんだろ? あいつらを見返してやりたいよな? 」


僕は何故か、地面をう土褐色の球に、そう問われているような気がした。


「うるせぇよ。」


「迫ってくる問い」が足に触れた時、心の奥にある、僕の答えと共に、何か大事なものが弾けた。


お読みいただき、ありがとうございました!

ぜひ、感想などがあれば、お聞きしたいです!

ZONEは、私、北斗 白の初作品なので、これからも大事にしていきたい小説です。

ちなみに私の好きなキャラは、主人公、風谷蹴也かざたにしゅうやです!

後々、色々なキャラが登場する予定なので、最後まで読んでいただけたらとても嬉しいです!

更新ペースは、あまり間が開かないようにしたいと思っています。

読者の皆さん、本当に読んでいただき、ありがとうございました。


作ー北斗 白

*イラストー灯籠とうろう

*イラストは、北斗 白のツイッターに載せてあるので、よければご覧ください。

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