7話 遂に入る
さてだ、色々と確認したい事も済み仕事も安定している。
だが俺の職業を思い出して欲しい、決して土建屋ではない俺は冒険者なのだよ。
今更ながら思ったんだ「そろそろ行っても良いんじゃないだろうか」と
勿論ダンジョンの事だ、この世界に来てから元の世界と少し違ったが土やら木を運んだり掘ったり切ったりしてばかりだった。
俺はダンジョンへと向かう事を決意してとりあえずギルドへと向かった。
ダンジョンへと向かうのにもギルドの許可書が必要なのだよ。
「あらマスダ君今日はどうしたの?」
このギルドで最初に会った組員の人だ、名前はデリアさんと言ってお話する程度の仲である。
「いやぁそろそろ僕もダンジョンに行きたくて…」
「あー…そういえばマスダさん登録してから一月は経ってますしそろそろでしたか」
「とりあえず様子見程度に一度行っておきたいんですよ」
「そうですか、ならこれを持ってダンジョン入口に行ってください門番さんにこの紙を渡せば入れますので」
「ありがとうございます」
俺は貰った紙を持って来た鞄に詰めてダンジョン入口へと向かった。
ダンジョン入口に着くと人も多く荷物持ち等を生業とする人達が声を張っていた。
勿論俺は全てを無視して中に入る為に門番さんへと歩を進める。
「すみません、中に入りたいのですが」
「ん?ギルドの許可書は持ってるかい」
俺はギルドで渡された紙を差し出す。
「よし、じゃあ頑張ってこいよ二月以上出てこない場合は死亡扱いになるからな」
二月所か一月出なければそりゃ死んでるだろ……
「わ、分かりました」
門番さんに別れをつげ俺は遂にダンジョンへと足を踏み入れるのであった。
完(※終わりません)
コメント、御指摘あればよろしくお願いします。
短いですがPCが戻ってくればなんとかなりそうなのです。
どうか気の長いお付き合いを………