表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダンジョンマスターのコレジャナイ感が…  作者: カマキリバッタ
1章
13/13

14話 二人目…?

ココ最近宿で眠って起きるとダンジョンに行く事しかしていなかったマスダでございます。


さて今朝起きると何故か知らない天井だったのですが、よくよく考えたら戻りきっていなかったダンジョン化している天井なのを思い出しました。

つーか早く戻れ。


「さてさて…今日は部屋で実験するのは止めて外に出ますか……」

俺はいつもの様に部屋に入るないでと伝え『そろそろ入って掃除くらいさせてくれ』と女将さんに注意を受けて街から出て少しした場所の林に向かった。





「とりあえずマドゥラさんでも呼びますか」

俺は着くなりマドゥラを呼び出した、一人でやるより二人の方がいいに決まってるからだ。


「マドゥラさんやおいでなすって」

俺は扉を作ってマドゥラを呼んだ。

『はてはて何用かね吾が主様よ…』

コイツはのそのそと扉から出てきたせいで本当に大魔王みたいだな……大魔皇だったわ。


「いやまた実験でもしようと思ったんだが折角だから呼んでみたんだが迷惑だったか?」

『オォ!解っておるではないか、毎回誘うのだぞ?確約であるぞ?』

なんだコイツ急にテンション上がったな。


「う、うん分かったよ…それじゃ始めよう」

『ウム…で?何から始めるのかの?』

「まずは俺の種族について話しておくか……先ず最初に言っておくが俺は人ではない」

『ム?人ではない…では何か変化でもして姿を人にしておるのか?』

「いや違うよ」

そんな事出来たらカッコイイけど。


「俺の種族は【ダンジョン】だ…珍しいだろ?」

『……巫山戯ておるわけでもあるまいな?』

そう思うだろうね俺もそう思ってる。


「ここでふざけても意味は無いだろ、それでだ…魔力自体に限りは無いと考えるとなればどんな奴が召喚あるいは生成出来るかって考えた訳だ」

『そこで吾の知識と言う訳か…成程限りの無い魔力に知識をぶつけ化物を生み出しその魔力でまた配下にすると……面白いやってみようではないか』


悪い笑みを浮かべる配下に 俺はこれ以上悪そうなの出ることは無いかもとか思ったけど絶対言わない。


『さてでは試しに此奴はどうだ?』

マドゥラは指で地面にサラサラと召喚陣を描いてゆく。

『ほれコレに魔力を込めれば完成だ』


「因みにさ聞きたいんだけどコレ何が出るの?」

『分からん』

「は?わ、分からんですと?」

何言ってんの安全性の欠片もねぇじゃん。


『いやな昔試したのだが吾では魔力が足りずに失敗してな…彼の時はかなり驚いた両脚が吹っ飛んだのでは流石に焦った』

「んなもん使わせようとするなよ!?」

『いや今回だからこそだ、言っただろ?前回は魔力が足りなかったと…今回はそこに糸目をつけずに行う事が可能なのだ』


それでだ俺が聞きたいのはそこじゃないんだ………

「最低限どういう系統の者が出るかとか分かんないの?」

『これはなゴブリンでも死なねば出せる召喚陣と言ってな一定量以上で身体の欠損が減っていき最後に召喚が行われるのだ故に創り出した本人のみが知っておったのだが当人がフラッと何処かに消えてしまいおったのだ』


「それじゃあ何が出るかは分からないっと……」

ま、まぁ物は試しだって誰かが言ってたし俺なら死ぬ事もないと期待を込めてやるしかあるまい……ええい、ままよ!!


『ヌオッ…この時点で半身の無事が確定するとはトンデモナイの…流石だ!』

「はっ!?まだ半身なの?もう直ぐにお前出した時より疲れるんだけど!?」

『ほぉ!彼の時はよりも強大になっておるのやもしれんな!それに主には疲労などあるのだな』

馬鹿にしやがって!ホントに配下なのか!


『オォ!もう直に終るぞ!さぁ注がれたり、いでよ贄に釣り合う主が望む者!!』

「うわっ!?」

かなりの光が出て目が眩む。


『さてさてどのどのようなを者を主は望……』

いやまぁ目の前の者とさっきの詠唱みたいなので考えるとその感じは分かるけど無言はやめろ。


俺達の目の前に居たのは布切れがかけられているのかと勘違いしそうな服を着たちっこい幼女だった。


『主よ?吾もついて行くと決めたが少し距離が置きたくなるぞ流石に』

ドン引きしてんじゃねぇよ……ってそれよりだっ!!


「おい!?大丈夫…じゃねぇな、生きてるか?」

『安心せえも生きておるぞきちくよ』

「てめぇ主を鬼畜って呼ぶな望んでねぇよ俺は」

『それが真ならば良いのだがな…どれ』

ニヤニヤしやがって…解ってるだろコイツめ。

マドゥラはニヤニヤしながら幼女に因みに手を翳した。


「おぉ回復魔法的なのか?」

『的なのではないほぼ極まった回復魔法だ…コレで脚を生やした』

「お前もやっぱりトンデモナイな」


『まぁおかけでこの幼子も安定した感謝せいよ?』

「お前みたいな配下がいて助かったありがとうございます」

『後半の棒読みを除けば完璧だったの』

コイツはそう言ってまたハッハッハと笑う。


「と、とりあえず実験はおしまいだ帰えろうこの娘はソッチに入ってもらってくれ」

『ム?主が連れてゆかんで良いのか?』

「当たり前だ馬鹿この娘が出てきた服装から言って恵まれてはいなかったんだろうし探されると面倒だ、それなら絶対見つからないソッチのが便利だろ?」


『フム、それもそうか…では吾に任せい』

マドゥラは幼女をお姫様抱っこして扉に入って行った、これあの娘が目を覚まして最初に見るのがあれとか大丈夫かな……


え?俺も扉で帰れば良いだろって?馬鹿言うなそしたら不法に入った事になるだろ、俺は一応正規に出てるのだよ。

帰りたいのはやまやまなんだよ……


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ