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魔法少女≠勇者  作者: 岸寄空路
第一章 勇者≠女
9/22

戦い終わってもいつもの日常は戻らない!?

 ちょっ! なんだこれ!? 体が動かん!


 ――しくじりました! マスターの体に限界が!


 限界? どういうことだ?


 ――マスターは慣れない魔法を使って魔力が削られています!

 ――それだけなら正直、気合いで何とかなりますが


 なるんかい。魔力って意外と大雑把だな。


 ――マスターはそれに加えて身体強化を使い過ぎました!

 ――先ほどの回避でかなり魔力も体力も削られてほぼ空っぽになっています!


 つまり魔力は使い切っても体力があればなんとかなるけど、体力が無くなっちゃったらどうしようもないと。

 しかし、体力が無くなっているのなら気付きそうだが。


 ――マスターが無意識に疲労を感じない様に魔力を使用していたんです!

 ――変身した時からずっと!


 それでか。確かに変身した時に疲労が消えた感じがしたが、無意識に魔力を体力代わりにしていたとは。


 ――魔力で体力をずっと肩代わりしていたために

 ――今のマスターは魔力も体力もほとんど使い切っていてでどうしようもありません!


 それは万事休すだな……。


 ――正直、何時変身が解けてもおかしくありません!


 彼女曰く、この服や髪の色は魔力で作られた鎧の様な物で魔法や衝撃から身を守ってくれているらしい。

 つまり今、変身が解けると完全に無防備になると言うことだ。

 あれ? これ、本気でヤバい?


 頭を動かしウラヌスに目を向けると再び空中に浮かび上がっていた。


「どうやら限界の様ね。今度こそ息の根を止める!」


 くそ! 魔獣扱いされて死ぬのはごめんだ!

 何より俺が死んだら桜花が一人ぼっちになっちまう!


 ――マスター!


 動け俺の体! 少しでもいいから!


「《サンダー・――」


 トゥルルルル


 ? 電話の音?


「!? こんな時に!」


 どうやらウラヌスの電話の音の様だ。


「もしもし!」


 ウラヌスが電話に出た。俺が動いてないから問題無いと判断したのだろう。

 今の内になんとか動けないか?


 ――だめです! 回復には時間が掛かります!


 どれぐらいかかる!?


 ――まともに歩ける様になるには三十分

 ――立ち上がるなら最低でも十分は掛かります


 そんなに掛ったら殺されちまう!


 ――わかってます! どうにか方法を


「え!? 殺すな!? どういうことですか!」


 ? ウラヌスが声を荒げている。


「この男を放置していては我々の存在意義すら問われてしまいます! 即刻排除すべきです!」


 勝手な理由だなっ……! 人の命より自分達の名誉の方が大事なのかよ! 上等だ! 殺せるものなら殺してみろ! だが、ただではやられんぞ……!


「はぁ!? 報道されている!?」


 え?


「い、いったいどこから!?」


 ウラヌスがキョロキョロと周りを見ている。恐らく報道しているカメラマンを探しているのだろう。

 しかし、いつから撮影されていたんだ?


「――! わかりました。一旦退きます」


 どうやら電話の相手の言う通りにウラヌスは俺を見逃し、この場を去ることを決めた様だ。


「……次は見逃しません……」


 ウラヌスは小さい声で恨めしそうに呟いていた。

 そして、杖を箒の様な形に変えて、それに跨りウラヌスは空を飛んで去って行った。


「九死に一生を得た、ってところか……」


 ――本当、運が良かったですね。


「だ、大丈夫ですか!?」


 ウラヌスが去ったことで自由になったらしいマーズがこちらに駆け寄って来る。


「ああ、なんとかな……」


 なんかホッとしたら眠くなってきたな……。


 ――かなり疲労が溜まっていますからね。


 そりゃそうか。でも桜花をほったらかすわけには――


 ――大丈夫ですよ。私に任せて下さい。


 そうか。じゃ任せた。

 なぜかその言葉に安心した俺はそのまま眠りに着いた。



***




 目が覚めた時にはいつもの日常に戻っていた。


 ……なんてことはある訳がなく。


「なあ、ステラ」

『なんですかマスター』


 戦闘中、何度もサポートしてくれた声の主に俺はステラと名付けた。俺の名前が星司だから星に関連する名前を付けたのだ。

本人? は割と気に入ってる様だ。ちなみに声の聞こえ方が違ったのは脳に直接ではなくちゃんと音声として聞こえているからだ。まあ、それは置いといて。


「……なんで俺、宙女の前にいるんだ?」

『マスター、わかりきっていることを聞かないでください』


 そう俺は今、春宙女学園の門の前にいる。

 流石、魔法少女を育てる学園だ。立派な建物で今すぐ逃げ出したい。


『マスター逃げないで下さいね』

「わかってるよ……」


 後、心の声を読まないでくれ。


「はあ、なんでこんなことに……」

『世間に勇者として認知されてしまったからですね』


 そう。目を覚ました時には世間どころか世界規模で勇者扱いされてた。

 なぜ、そんな事になっているか、宙女の前にいる理由も含めて順を追って説明しよう。




可能なら今日中にもう一回更新するかもしれません。

無理なら水曜日ぐらいに更新します。


※全話のタイトルを変えてみました。前の方が良かったとか今の方がわかりやすいなど意見があればコメントしてください

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