表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔法少女≠勇者  作者: 岸寄空路
第二章 勇者の飛行方法≠箒
20/22

勇者は困難から逃げられない

遅くなってすいません。リアルが忙しくて……。

 魔法少女は魔獣と戦うために存在するが、そこにはルールが有る。


 一つは魔獣討伐に参加できるのは教師達、あるいは高い実力を持つ現役の魔法少女に認められた者だけである。これは当たり前だが実力が無い者に戦わせては危険だからだ。


 二つ目、常にチームで行動すること。魔法少女は攻撃、防御、補助などタイプが色々あるのでチームを組んで戦うべきだと言うのも解る。


 三つ目が魔獣の強さに合わせてチームを編成する。


「正直、一つ目と二つ目は解るんだが……」

「…………?」

「三つ目に意味はあるのか? 相手がどんな魔獣だろうがチーム全員で挑めば確実だろ? 魔獣が強かった時は他のチームを呼べばいいし」


 そう。三つ目のルールは魔獣が弱い場合にも適応される。大して強くない魔獣だと出撃メンバーを減らし、温存するらしい。

 以前に俺と赤理が初めて出会った時に一人で魔獣と戦っていたのもその所為だ。青波の話ではあの時、最初に出現したのはゴブリンと連絡を受け、更にそれが氷属性だったから相性の良い火属性で攻撃特化の赤理だけが出撃したそうだ。

 そんな理由とか……。想定外の事態になった時のことを考えていないだろ、それ。


 一応、何時でも他のメンバーが出撃できるように待機していたそうだが……。それで出撃したのがウラヌスだし……。


「そう言えば他のメンバーはいないのか? 赤理、青波、ウラヌスの三人だけなのか?」


 俺は青波に前から気になっていたことを質問する。


「……私と赤理、天王寺先輩の他に……あと四人いる」


 そう言えばウラヌスの本名知らなかったな俺。まあ、興味無かったし。


「その四人はどうしたんだ?」

「……一人はイギリス……九州の方に二人……東北に一人」

「なんで皆バラバラなんだよ!?」


 意味不明過ぎる! チーム組んでいるのにバラバラじゃ強い魔獣が出た時どうすんだよ!


「……イギリスに行ったのは……家族に会いに……東北に行った人は強いから……交換留学みたいな感じ」

「九州の方に行った二人は?」

「……茶々が珍しい魔法を使うから……研究しに行った……。もう一人は……付添い」

「なんで付添い?」

「……相性が良いから」


 よくわからないのだが……。まあ、会った時に聞いてみれば良いか。


「……着いた」

「おっと」


 一応補足しておくと先程まで俺達は走りながら会話していた。まさか読書好きの青波が俺と並走出来るとは思わなかったよ。やっぱり魔法少女は皆鍛えていると言うことか。

 因みに赤理は俺達を置いて先に行った。見た目通り運動神経抜群なのは流石と言うべきか。


「……ここが“転送室”」

「ここが……」


 俺達の目の前には近未来的な機械の扉が有る。ドアノブの部分はICカードの読み取り部分に似ている。

 ここは転送室――魔法少女達が魔獣の許に向かうために使う部屋。空を飛んで向かわなくても最速で移動することが出来る。


「赤理は?」

「……多分、先に行った……と思う」


 だろうな。あの娘は深く考えずに突撃しそうだし。


「俺達も中に入ればいいのか?」

「……ん」

「よし、行くか――どうやって開けるんだ?」

「……こうする」


 青波はウィッカ・コアをドアノブ部分に当てる。


『出撃メンバー水丸みずまる青波あおば。認証しました』


 そう電子音声が聞こえるとドアが開いた。


「……OK、行こ」

「俺は認証しなくて良いのか?」

「……問題無い……多分」


 不安だな、おい。



 部屋の中は壁や床が白い以外は普通の部屋だった。あ、いや床には魔方陣らしきものが描かれている。

 その中心には赤理が立っていた。


「二人とも遅い!」

「お前が早いだけだ」


 俺の言葉に青波もコクコクと頷く。


「とにかく出撃しなきゃ! 今回は隣の県だから気をつけてね!」


 魔法少女の学園には担当地域が有り、六つに分けられる。北海道、東北、関東、関西、四国、九州と言う感じだ。学園も実は各地域に一つと少なかったりする。

 ちなみに春宙女学園の担当地域は関西だ。


「その前に今回の魔獣は?」

「あ! そうだった。伝え忘れてたね」

「……時間ないから……手短に」

「解ってる解ってる。えーとね、確か――」


 赤理はウィッカ・コアを操作し始める。


「って、ウィッカ・コアで確認できるのか?」

「あ、言ってなかったけ? この部屋に来たら情報が転送されるんだよ」

「先に言え!? まったく……」


 試しに俺もウィッカ・コア(inステラ)を操作してみると、赤理の言ったとおり情報が転送されていた。

 さて、どんな魔獣が相手やら。


 ……………………!?


 ……どうしよう?














魔獣 :ケツァルコアトル

属性 :風

補足 :蛇から鳥の翼や足が生えた姿をした魔獣。現在町の上空を高速で飛行中



短めですいません。

しばらく定期的に更新できないかもしれません。

申し訳ないorz

出来るだけ週一で(少なくとも「魔法少女≠勇者」と「絆の魔法」のどちらかは)更新できるようにします。

楽しみにしていてくれる方は気長に待っていてください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ