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最後の当たり前の日常~プロローグ~

 

 はじめまして。根無し草です。

 この小説は、「蒼き鋼のアルペジオ」と「機動戦艦ナデシコ」に似た設定・用語が恐らく多数出ると思います。(というより上記二作品って武器なんかの設定似すぎている気がするのはぼくだけでしょうか?)ですのでそう感じた場合「あ、本当だー。」ぐらいの気持ちでスルーしてください。

 後、執筆は移動時間などにするので、できる限り定期的に投稿できるよう頑張りますがよく乱れると思います。

 こんな作者ですがどうかよろしくお願いします。 

 誤字・脱字がありましたらご指摘下さい。

 それでは本編をどうぞ。

 


 早くおいでよ.....


 貴方の力が必要なの....


 さぁ.....


 電脳海へ... 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 「ふぁ~、よく寝た。って葵!なんで僕のベッドに潜り込んでいるんだよ!どうりで肌寒いと思ったよ!」

 そう言って白髪まじりの少年────神崎かんざき 龍仁りゅうとは不自然に団子になっている自分の毛布を解体した。

 そのなかから出てきたのは

 「あ~!私のあったか寝袋~。」

 予想通り、妹である神崎かんざき あおいであった。

 「おはよう。葵。そしてなんで『私』のなんだ?ついでに寝袋じゃねえし。」

 「あっ、おはよう!お兄ちゃん。で、質問に答えるとお兄ちゃん毛布なんて殆ど使ってないじゃん。

だから私のくるまり毛布にしたんだよ。」

 「グッ、痛い所を・・・。まあ何故、寝袋と口走ったのかも説明して欲しかったがいいか。ほら、さっさと着替えて下行くぞ。」

 「えっ、お兄ちゃんまさか私にここできがえろと?やだ~お兄ちゃんのエッ「わかりきったことを言うな。自分の部屋だ。」・・・少しぐらい乗ってくれてもいいじゃん。」

 そう言い残して葵は自分の部屋に戻って行った。

 「全く・・・。それにしても最近なんか夢の内容を思い出せないんだよな。」

 そして、考え込もうとしたが

 「まっ、思い出せないってことは大したことはないってことか。」

 そう結論づけると着替えはじめた。


 「おはようー。リュウ。」

 身支度をしリビングに下りると、ついさっき起きました。といわんばかりの姿をした母親───神崎かんざき 真耶まや 家族内通称まぁ が朝ご飯を食べていた。

 「ん、おはよう。まぁ。くぅは?」

 挨拶を返しまだ起きてから会ってない父親───神崎かんざき 宗一そういち 家族内通称くぅ のことを聞くと

 「いつも通り寝てるわよ。」

 と返事がきた。

 「やっぱり?一応きくけど今日、くぅって休み?」

 「んにゃ」

 「んじゃ、今日もいつも通り4杯でご飯はいいね?」

 「いいよー」

 そんなことを話していると葵が下りてきたので、朝ご飯を食べて学校に出掛けた。


 「それじゃ、行って来まーす。」

 「ん、気をつけてな。」

 駅で葵とはわかれるので、あいさつを交わして龍仁は駅の構内に入る。すると、

 「よぉ!リュウ。今日も兄妹仲良く登校か?」

と、声をかけられた。

 「おはよう。浩太。よく毎日あいさつ代わりにそんなこと言ってこれるよね?」

 「ハハ、それが俺の朝の日課だからな。」

 そんなふうに言われても毎朝からかわれるほうにしてはたまったものじゃない。

 そう思いため息をつき、時計を見て龍仁は血相をかえて走り出しながら浩太にいう。

 「ヤバっ。浩太ほら、ちらちらいくよ!」

 「へっ?おいリュウどうした・・・ってゲッ、発車まで後一分じゃねえか!」

 ここの列車は二十分おきなので乗り遅れたらほぼ確実に遅刻なのだ。


 「ハァハァ・・・なんとか・・・間に合ったな・・・」

 「ハァハァ(ゴクッ)。うん、そうだね。」

 「貴方たち、寝坊でもしたの?」

 龍仁たちがひと息ついていると話しかけてくる声がした。

 「ちげぇよ。だべってたらいつの間にか発車の一分前だったんだよ。」

 「そうだよ。ついでに僕が寝坊できないって奈々美さんは、しってるでしょ?」

 「まぁそうね。り、龍仁くんが寝坊するということは葵ちゃんが遅刻するということだし。」

 「全く、とんだ言いがかりだぜ。そういえばリュウ、お前さっき変な言葉つかわなかったか?」

 思い出したように浩太が龍仁にきいてくる。

 「えっ?別に使っ・・・ああ、『ちらちら』のことね。」

 「おお、それだそれ。」

 「?どういう意味ですか?ニュアンスからはよく思い浮かることができませんが?」

 「ハハハ。まぁ実際どんな風に使ったかきかないとわからないよね。『ちらちら』っていうのは、ばあちゃんが昔住んでいたところ・・・お母さんの故郷の方言でね。意味は『早く』って意味らしいよ。」

 そのような雑談をしながら学校に行き、授業を受けて、下校し、米を炊いて葵とまぁの帰りをいつものようにネットサーフィンをしながら待っていようと思い、パソコンを立ち上げた。するとメールが届いていたので開いた。そこまではいつもの日常だった。そうだったはずなのだが・・・

 「ここは、何処だー!!」

 現在、龍仁は和風の家がひとつあるだけの見渡す限り真っ青な海な島の港に立っていた。


 これより、少し後の邂逅からはじまるのは電脳の海すべてと現実世界の一部を巻き込んだ戦いの物語。その戦いの先にあるのはいったい何か。それは今のところ誰も分からない.....



                          to be continued....

 




 


 どうでしたでしょうか?

 少し会話が多すぎる気がするかも知れませんが、そのあたりは次々回から調整していきますのでご容赦ください。(次回は設定ですので)

 それでは今回はこのへんで失礼します。


 ちなみに、作者は4/8に入学式の高校一年生です。

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