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あるアラサー女子の恋もよう♪  作者: ステラ
第1章 アラサー女子のイロイロ
3/70

3.新年あけましたが、神社はまだですか。

話がイロイロとびますから、ご注意ください。優し〜い目で読み流してくださいませ。

「はぁ…しかし…なんだろね…はぁ…この階段はっ」


はっはっはっ

笑ってます膝小僧さんが。

…なんての

「あぁ筋トレ?」


あはは。小僧さん がんばれやーぃ。

…そーいや、短大のときの先輩にあたし『おぃ。小僧』って呼ばれてたな〜。とか現実逃避しつつ。ここまで来たら、ひくにひけんょ。


「この神社頂上が、見えないなぁ…」と階段登る前に、漠然と思ったけどさ。


昨年夏に、由緒正しき古い神社の傍に引っ越してきて

「新年は、ぜったいココに初詣にくるっ!」って決めていた。

だから、がんばる。



おーぉー。結構な人たちが階段途中で行き倒れとる…。

『ぜぇ…お先にどぅぞっ…はぁ』とか言われてもね。

私まだ回復してませんが…。しかも高所恐怖症でふ。


わかりますか?振り向いたら、ダァーッて階段がダァーッて…手すり持たなきゃ、足がすくむってのっ!


だからスケートリンクの手すり磨きよ。

頼むから、手すりから離れて休憩してくれ〜。

とか思いつつ。

手すり離す勇気の鈴ください。


にしても…このままじゃ

らちがあかんっ。

「きっと頂上で再会いたしましょー」と行き倒れさんたちに、心の中でエールを送りつつ。



パッと離して、ダダッと追い越し、また手すりをシカッとつかんで。

ひたすら足元みながら上がっていった。

「はぃ…。頂上〜」





…………………。


スゥー…っと

空気が変わった気がした。


あぁ…そぅだ。


神社があるから、あたしはココに引っ越してきたんだった…。


心穏やかに

凪いだ生活を送るために。

何かにすがりたくなったら、人ではなく形のなぃものに頼りたくなります。不思議です。

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