3.新年あけましたが、神社はまだですか。
話がイロイロとびますから、ご注意ください。優し〜い目で読み流してくださいませ。
「はぁ…しかし…なんだろね…はぁ…この階段はっ」
はっはっはっ
笑ってます膝小僧さんが。
…なんての
「あぁ筋トレ?」
あはは。小僧さん がんばれやーぃ。
…そーいや、短大のときの先輩にあたし『おぃ。小僧』って呼ばれてたな〜。とか現実逃避しつつ。ここまで来たら、ひくにひけんょ。
「この神社頂上が、見えないなぁ…」と階段登る前に、漠然と思ったけどさ。
昨年夏に、由緒正しき古い神社の傍に引っ越してきて
「新年は、ぜったいココに初詣にくるっ!」って決めていた。
だから、がんばる。
おーぉー。結構な人たちが階段途中で行き倒れとる…。
『ぜぇ…お先にどぅぞっ…はぁ』とか言われてもね。
私まだ回復してませんが…。しかも高所恐怖症でふ。
わかりますか?振り向いたら、ダァーッて階段がダァーッて…手すり持たなきゃ、足がすくむってのっ!
だからスケートリンクの手すり磨きよ。
頼むから、手すりから離れて休憩してくれ〜。
とか思いつつ。
手すり離す勇気の鈴ください。
にしても…このままじゃ
らちがあかんっ。
「きっと頂上で再会いたしましょー」と行き倒れさんたちに、心の中でエールを送りつつ。
パッと離して、ダダッと追い越し、また手すりをシカッとつかんで。
ひたすら足元みながら上がっていった。
「はぃ…。頂上〜」
…………………。
スゥー…っと
空気が変わった気がした。
あぁ…そぅだ。
神社があるから、あたしはココに引っ越してきたんだった…。
心穏やかに
凪いだ生活を送るために。
何かにすがりたくなったら、人ではなく形のなぃものに頼りたくなります。不思議です。