それぞれの掌に おのおのの手の甲に
こうゆうタイトルのつけかたしてるのは、タイトルに困ったときです。
高度を上げるごとに広がる世界に
この大空こそがおれの翼だと
だいそれた語りをする
燃える太陽と熱いくちづけを交わしたまま
割れた大地を鉤爪で掴み上げるみたいにさ
箱の中に閉じ籠るような窮屈さに
自分の可能性を押し込めてちゃいけない
叶わなかったのはただの残酷な結果論
ひとつ違えば
玉座と王冠とローブと錫杖を総取りしていただろう
捏造の指でデザインされた未来を信じるな
ひとはそれぞれの掌に
歪で不揃いなダイスを握りしめてる
純度を上げるほどに澄んでく世界で
この七色こそがおれの虹ならと
すっとぼけたことばを吐く
雨の星空に甘い蜂蜜を垂らしながら
凍る砂漠をオーロラで包み上げるつもりでさ
籠のわきに避けられたような疎外感で
自分の在るべき場所を狭くしてちゃいけない
望まれてないのもすでに承知して居直ろう
ひとつ譲れば
字と宮殿とオーブと宝剣を横取りされるが必定
調律の指でリファインされた現在をも疑えば
ひとはおのおのの手の甲に
奇妙で唯一なしるしを刻みつけてる




