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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

パステルピンクのしゃれこうべ

作者: 公羽

パステルピンクのしゃれこうべ

ページ開いて くれてありがとう





パステルピンクのしゃれこうべ


桜の木がある 丘の上


ひとり優雅に 眠ってる


色づくピンクが かわいくて


僕はあなたに 恋をした




パステルピンクのしゃれこうべ


気づいた時には ここにいて


僕はあなたを 見つめてる


白い見た目の 僕だけど


あなたにつられて ほほ染めた




パステルピンクのしゃれこうべ


春一番が カタカタと


あなたを笑わせ 遊んでる


隣に行きたい 気づいてよ


僕はカタカタ 泣いていた




パステルピンクのしゃれこうべ


雨がポツポツ 降り出して


あなたはひとり 泣いていた


でもね桜が 舞い落ちて


おしゃれになったよ 笑ってよ




パステルピンクのしゃれこうべ


桜が散って 見納めの


景色をあなたは 眺めてる


次の春にも あなたとふたり


桜を眺めて 笑いたい







……


…………


………………







パステルピンクのしゃれこうべ


季節巡って 秋の空


僕はあなたを 思い出す


どうして僕を 殺したの


どうしてあなたも 死んでるの




パステルピンクのしゃれこうべ


フラッシュバックの その先で


あなたは笑って 僕を刺す


暗闇の中 聞こえていたよ


嗚咽混じりの 笑い声




パステルピンクのしゃれこうべ


冬は苦手と あなたは言った


どうして僕が 先に死んだの


あなたを埋めて あげられたのに


側で一緒に 暖まりたい




パステルピンクのしゃれこうべ


僕の知らない あなたの悩み


あなたはいつも 泣いてたんだね


ごめんね気づかず 懺悔の日々で


そうして再び 春がくる







……


…………


………………







ぱすてるぴんくのしゃれこうべ


かたちなくなり いしきぼんやり


とうとうぼくは きえていく


あなたとさいごに さくらをみれて


ぼくはしあわせ ありがとう







ぱすてるぴんくのしゃれこうべ


やっぱりあなたが だいすきです










パステルピンクのしゃれこうべ


作者は私 公羽といいます


私の拙書 ここまで読んで


いただき感謝 ありがとうです




……ということで、はじめまして、あるいはお久しぶりです。

公羽と申します。


まさか2作目のすぐ後に、3作目を0から作って投稿するとは思いませんでした。数時間の勢いって怖いと本当に思います。


今作は、推理している小説というよりは、皆様に事情を推理していただく小説といった感じでしょうか。しゃれこうべちゃんは何故、しゃれこうべくんを殺したのか。何故自分も死んでしまったのか。

なんにせよ、埋められなかったしゃれこうべくんは、少し気の毒な気もしますね。まぁ死してなお本人が良いのなら良いんですけど。


さて、長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。もし誤字脱字報告やご意見等がございましたら、いただけますと幸甚です。



また皆様と、次のお話でお会いできることを願って。



20220417


公羽


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― 新着の感想 ―
[一言] リズム感の良さと不思議なほのぼの感に惹き込まれました。
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