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03-11_ヒーローと家出兄妹

今回はカトラとリルの事情の話です。

03-11_ヒーローと家出兄妹


「カトラ君、リルちゃん。もう遅いから家まで送ろうか?」


「・・・・」×2


時間は夕方。暗くなる前とは言え、子供だけを歩かせるには危険だと判断したアリエルが発した一言に2人は沈黙で応じる。

何か隠している様子で2人はアリエルから目を逸らしながら口を開く。


「え~っと、俺達の家ってちょっと遠いし・・・」


「そうそう、みんなに迷惑かけるし、私達、地元民だから全然平気だし・・・」


明らかに何か誤魔化している様子の2人にアリエルが突っ込む。


「なるほど、家はここから離れているのかぁ~。じゃあ余計に大人がついて行った方がいいよね。」


「そうだな。今からだと帰る途中で暗くなるかもしれない。自分達の事は気にしなくていい。」


「いや、大丈夫だって。それに今、家に帰ると都合が悪いし。」


「あっ!お兄ちゃんの馬鹿!」


「・・・・」×3


カトラとリルは何やら家に帰りたくない事情があって、それを必死に誤魔化していたようだ。

子供2人に対して、大人3人の訝しむような視線が容赦なく突き刺さる。

暫く沈黙が続いた後に最初に口を開いたのは篝である。


「ははぁ~ん。さては2人は現在家出中だね。」


「うぅっ!ちっ違うよ!ちょっと親に無断で外泊しているだけだよ。」


「あぁ~、もう!お兄ちゃんの大馬鹿~。それじゃ自白しているようなものじゃないの。」


「・・・アリエル、どうする?」


「そうね。取り敢えず今日の所は事情聴取ね。もししょうもない事情だったら明日朝一で家族の元に強制送還だね。」


「深刻な事情だったら?」


「親をデストロイだね!!」


「お願い!やめて~~~~!!!」×2


こうしてカトラとリルの絶叫と共にこの場での話は一旦終わりとし、ホテルに戻る事にした。

この際、カトラとリルは強制的にヒーローズジャーニーが泊まるホテルに連れて行く事にした。

まず、カトラとリルの泊まる部屋の手続きを済ませ、ひとまずナナシの借りている部屋まで5人で向かう。

部屋についた5人はルームサービスで晩御飯を頼んだ後にカトラとリルの事情を確認する。


「さて、家出兄妹の事情を説明してもらうとしようか?」


「えっと・・・もしこれで親にいじめられたとか言ったら・・・」


「そんなひどい親はデストロイだよ!」


「ごめんなさい!今嘘つきました!」


「うん、分かってた。それで本当のところは?」


「実は俺達、この国でも有名な魔法使いの家系の生まれで・・・」


「跡継ぎ修行が嫌になって家出しました。」


「・・・」×3


「ちなみにさっき行った秘密基地は俺達のご先祖様が残したものなんだ。」


「ウチの人達は知らない秘密の場所で、家出してからはあそこで寝泊まりしていたの。」


「!!!」×3


ナナシ達は家出の理由に呆れながらも、その後語られた衝撃の事実に驚きの表情を浮かべる。


「つまり、君達は『石碑の魔女』の子孫という事か?」


「そうみたいだね。ご先祖様が凄い魔法使いって事は知っていたけど、まさか『勇者ナベリウス』の関係者だったなんて。」


「うん、ウチの親はそんな話全然していなかったしね。それに『勇者ナベリウス』の本ってウチにはなかったし。」


「・・・取り敢えず、君達は明日ご両親の元に届けよう。」


「エエェェ~~~~~!!」×2


「エェ~!じゃありません。ご両親心配しているでしょう。

一度帰って、それからちゃんとお話ししなさい!!」


「・・・・」×2


「返事は!!」


「・・・はい。」×2


ナナシに強制帰還を言い渡され、アリエルに怒られた事で意気消沈する2人。

こうして明日の予定は家出兄妹を送り届ける事に決定となった。

家出兄妹は『石碑の魔女』の子孫でした。

この後は子供達のお悩み解決にヒーロー達が奮闘します。

でも次回は現状の情報を一度整理したいと思います。

ぶっちゃけ色々とごちゃごちゃしてきましたので。

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