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プロローグ 主人公ってこんな奴

殴る。

蹴る。

自分じゃない。

あいつが。


殴られる蹴られる。

自分じゃない。

あの人が。


両方とも、知らない。

けれども、私は傍観者としてその場にいるのは歴然とした事実だった。

だが・・・・・・どうしろと言うのだろう。


明らかに、他人事だ。

私には関係ない。

しかも、面倒くさい。

・・・・・・帰るか。


(ちょっと待てっ!それでも主人公かっ!せめて葛藤とかないのかっ!?)


ない。


(即答すんな)


ないものはないのだから仕様が無い。

・・・・・・ん?

今は私は誰と会話していたのだろう。

・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・。

まあ、いいや。


だが、突っ込まれたからには帰るわけにはいかない・・・・か?

・・・・・・面倒くさい。


振り向けば、相変わらず一方的な暴力のリレーは続いていた。

・・・・・・・一方的だからリレーとは言わないか。

後三十分もしたら、撲殺死体が出来そうな勢いなのは間違いないが。

仕方ないな。

何かを作るには何かを犠牲にしなければいけない・・・・・創造に置いてのルールだ。

・・・・・・違うって?

まあ、気にするな。

とりあえず。


ガサッ

ポイッ

ヒュッ

ドスッ

「がはっ?!」

パシッ


死体・・・・じゃなかった。

気絶体(でいいのか?)が出来上がった。

誰かは知らないが、これでまあ大丈夫だろう。

・・・・・?

何を投げたか、だと?

見ればわかるだろう。


・・・・。

・・・・・・・・ふむ。

小説だから分からない、というのも一理あるな。

だが、考えればわかるだろう?


・・・・・・・仕方ない。

面倒くさいな。


つまり、だ。

最初の《ガサッ》は鞄から砲丸投げようの玉が出てきた音だ。

・・・・・・・・ああ・・・・・・ちょっとガリレオの真似がしたくてな。

日本だけど。

《ポイッ》はもちろん、それを捨てた音だ。

《ヒュッ》は鞄を投げた音だな。

で・・・・・最後の《ドスッ》が私の肘が殴ってる方と殴られている方の両方の腹に減り込ませ(ちょっと待て)・・・・何だ、名無しの上に突っ込むためだけに出てきたという事は秘密な()よ。


(・・・・・そのセリフで色々台無しにしてるぞ、おい)


私は正直者でな。

で・・・・何だ。

用がないなら邪魔するな。


(いや、何だよそのいかにも間違ったことしてませんみたいな態度っ!?明らかにおかしいだろ、色々と!)


・・・・・・いや?

胸に手を当ててみたが何もないぞ?


(色々言いたいことはあるが、とりあえず一つ。殴られている方は気絶させないでいいだろっ!)


だって、面倒くさいだろ。

立つ鳥後を濁さず。

目撃者はゼロに・・・・・な。


(・・・・・・・・・)


何か沈黙したな。

まあ・・・・いいが。

続きを言うとだな・・・・・あれ?

どこまで言ったっけ?

・・・・・・・・・よし。

面倒くさくなったから

説明はこれまでだ。

私は帰る。

眠い。

寝たい。

寝る。

さらば。



(・・・・・マジで帰った・・・・・あ、鞄は回収するのね・・・・・)

はじめまして、カラナと申します。


・・・・・主人公、どんな奴だ。

作者すらも今一よくつかめない主人公がいるこの小説、どう転ぶのか・・・・・(無責任だな by主人公)・・・。



ほんわかと微妙な目で(どんな目だ)見守ってくれると幸いです。

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