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プロローグ

「盟約に従い、来たれ我が下僕……主の元に!!」

「いでよ! 秘めし力を持つ者よ!!」

 薄暗い部屋の中で二人の少女が叫ぶ。部屋はみるみるうちに白い輝きに包まれていった。

 白い光を放つ光源は、少女たちが取り囲む歪な形の魔方陣―――

「ん……まぶし……!!」

 あまりの眩しさに少女たちは目を開いていられなかった。

 光にやられた目の感覚を取り戻すうちに、魔方陣の発光は収まっていく。

 そして光を失った魔方陣からは―――

「あれ……ここは……?」

 一人の少年が現れたのだった。


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