第4話 富士山美味し物いっぱいあった。
あたしともも目が覚めたら富士山着いてた。
「すみちゃん起きた?」
「はい」
「ぱぱがお飲み物買って来てるから待ってて」
あたしお外見た。
人いっぱい。煙いっぱい。
食べ物屋さん、いっぱいあった。
あたし車のガラス下ろしお外の空気を吸う。だんだんよだれが垂れてくる。
早く食べたい!
この時点で目的が登山から食欲に変わっていた。
「もも、美味しいものいっぱいあるよ」
「すみちゃん、いい匂いする」
「すみちゃん、ももちゃん、ぱぱが帰ってからね」
「「はいっ!」」
ぱぱさん帰ってきてから富士山のお店見て回った。
ケーキ、クッキー、お饅頭などたくさん並んでいる。
「すみちゃん食べたいの?」
「はい、たくさん有ってどれが美味しいのかわからない」
ももも背伸びをして見ている。
「すみちゃん、ここはお土産屋さんよ。帰りによるからご飯を見に行こう」
お土産屋さん?
意味がわからなかったが、まずはご飯というのはわかり、ままさんに着いていく。
辿り着いた先は見たことのある食べ物があった。ツルツルした白い食べ物。以前、お家で食べる時、お口いっぱいになって食べれなかった。
「ままさん、あたし食べれない」
「ん?すみちゃん、お腹痛いの?」
「すみちゃん、お腹痛い?」
ももも心配そうにあたしを見てる。
あたし頭を左右に振る。
「あたしツルツルしたもの食べれない」
ままさんわかったみたい。もも頭をちょこんと横にする。
「じゃあ、こちらにしましょう」
次のお店はハンバーグのお店。ジュージューして肉汁がジワッと出て美味しい。ケチャップがあると尚良い。
「あたし食べる」
「あたしも」
もももハンバーグ食べたいみたい。お目目がキラキラしている。
「お店入りましょう」
ままさんとももとあたしの3人でお店に入って、お席に座る。
「ぱぱさんは?」
「ぱぱは後からくるから大丈夫よ」
ぱぱさん後からくるって心配ない。ももとメニューを見て決めた。
「ままさん、あたしとももこれが良い」
ハンバーグとエビフライが乗っているやつ。美味しそう。
よだれが垂れてくる。
頭のなかハンバーグとエビフライのことでいっぱい。
ぱぱさんのこと忘れてた。
ぱぱさんもご飯頼んでみんなで頂きます。
ハンバーグのデミグラスソースが美味しい。
エビフライにはタルタルソース。ぱぱさん言ってくれて持ってきたやつ。
ハム
美味しい。
ももも美味しそうに食べている。
おりこう おりこう
いっぱい食べた〜。
「ままさん、デザート食べたい」
「あたしも食べたい」
ももと一緒にメニュー見る。
もものパフェあった。
注文してすぐに来た。
ご飯の後のデザート美味しい。
あたし満腹、満足。
ご飯食べたら眠くなった。
車の中で少しお休み。ももと一緒におねんね。
気がついたら、お家の近くだったぁ〜。