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代行者〜定められた運命と、意志。〜  作者: 胡春
1章

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7/12

力の正体と、代行者

7話 長めです。

 何が起きたんだ。


『代行者様、おやめください、これ以上は……』

「晴也、一旦目を閉じて」

「昭喜メガネ」


二人が晴也に眼鏡をかけた。


「目あけていいよ」


晴也は、ゆっくり目を開けた。


「安部くん、今のは何? 」

「俺もわからない。」


『代行者様は、元神の力を使いになられるですね…』


「おい、元神の力ってなんだ」


『言い伝えでございます。

目の魔力という話は、ご存知でしょうか?

簡単に言えば、相手の目を見ると相手のことを支配できる力でございます。その力は、遥か昔に神が使った力と言われております。』


「現状を見た感じ、支配されたというか、力吸われたって感じなんだけど」


『はい、元神の力は相手と目を合わせることで相手の力を吸うんでございます。私めの憶測では、ございますが代行者の数珠に力が蓄えられたのでは、ございませんか?』


「そんな気がする。」


『それは、ようございました。』


「まって、何かがおかしいわ」

「どうした、明美」


「私が知ってる限り数珠って元々力が蓄えられててそれを持ってる代行者がそれぞれの種族のバランスを見ながらパワーバランスを整える物だったはずよ」


『ええ、その通りでございます。さすが、源家のお嬢様でございます』


「家のことは、いいのよ。なんで今数珠に力が蓄えられたのかと、数珠がこんなに何もないのかを教えなさい。」


『私めが知っている限りをお話しします。

今までの代行者様たちは、正式な儀式を踏んで代行者という役割を受け継いできました。

しかし、昨日儀式もなしに引き継ぎがなされたお陰で数珠の中にあった力が全て出ていってしまいました。

だからこそ我々はここで数珠を狙い力を得ようとしているわけでございます。』

 

「理解したわ。」

「つまり、晴也はこれから数珠に力を戻さなきゃならないのか」


『代行者様として責務を全うしようとお考えならばそうするべきでございます』


「俺は、知らない間に代行者になっていて、今から先代の尻拭いをしなきゃならないってことか。」


「その通りだよ晴也」


『代行者様として動かなくてもいいんですぞ』


「安部くん、だめよ。代行者として責務を全うしなきゃ」


「源さん?」

「力のバランスが崩れるってどういう意味かわかる?最悪の場合強いものは、さらに強く。弱いものは、もっと弱くなって人間にする悪影響があるの」


「代行者やるから落ち着いて。」


「ごめんな晴也。明美は、思い入れが強いんだよ」


『代行者様が責務を受けるならば、私めは協力いたしましょう。』


「どうするんだ。」


『何か質問等ありましたら私めの名前をお呼びください、最大限協力いたしますぞ。

私の名前は、白峰と申します。

本来ならば正姿でお会いするべきなのですが緊急だったのでこのような小さき姿で申し訳ありません。

先代の代行者様から連絡をいただきまして参った次第でございました。お近づきの印と言いますが先代に から預かっておりますこちらをお渡しいたします』


白峰さんは、どこからか巻物を取り出した。


『私めは、こちらが何かを存じ上げないのですが先代がおっしゃるには、時がくればわかるとのことでした。どうぞお納めください』


そういうと、ぐったりしている雛人形を抱えてどこかに行ってしまった。












お読み頂きありがとうございます。

ブクマ、感想、いいね、とても励みになります!

ありがとうございます。


とりあえず、主人公が力を手に入れ一安心です。

まだまだ全然続く予定ですので暖かくお見守りください。

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