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代行者〜定められた運命と、意志。〜  作者: 胡春
1章

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5/12

明けた朝と、お叱り。

5話

「朝だよ、今日学校ないの?遅刻するよ! 」


 あいかわらずの母の起床コールを聞きながら目覚めた。


「今日、お母さん帰り早いからね、昼は、購買でも行ってきなさいね、500円置いとくから、鍵と電気とガスお願いね、いってくるわね」


「いってらしゃい。気をつけて。」


 母は、いつも通りの慌ただしさで出ていった。

晴也は、いつものルーティーンをこなしていた。


 ブーブーブーブ

 スマホが鳴った。それは、珍しく明美からのメッセージだった。


『早く学校来て。』


それだけが送られてきた。


不思議に思いながらも晴也は、いつもよりも、早く学校に向けて家を出た。


 時刻は、7時35分。いつもより、15分早い。

普通の通学路を使い登校した。




「おはよう晴也。」


 昭喜の声にいつもは、強さを感じ思わず聞いてしまった。聞くとよりイライラを増幅させると言うことを知りながら……。


「おはよう、昭喜。あの、怒ってる? 」


「別に怒ってはないが、昨日の約束覚えてるか? 知らない人についていかない、話さない。とか基本だろう? 小学生でも幼稚園児でも従順に守るし、守れるそんな簡単なことがなぜ高校生にもなってできないんだ? 大体いつも使わない「不可抗力だったんだ許してくれ。」」


「悪い」


「安部くん、何かされなかった?体調悪くない?」


「源さぁん、体調とかは、大丈夫。」


「ならよかった。ちょっとでもおかしかったらすぐ言ってね? 」


「もちろん。」


僕はふと、二人に聞いた。


「あのさぁ、二人は何で昨日の事を知ってるの?」


二人は、気まずそうにしながら言った。いゃ、まぁと濁すだけだった。


昭喜が雰囲気を変えるように言った。


「とりあえず、昼休みに色々説明する。明美もそれでいいだろう? 」


「もちろん」


「もしかして…俺だけなにも、知らない?」


「しょうがないことだから、あんまり気に病むな」



 SHRが始まりいつものように、学校が始まった。


 いつもと同じなのに少し違う。その違和感はなんなのだろう。




 

—————————??????目線—————————


『あれが代行者か? 』

『多分な、数珠の気配はするんだ』

『まだ未熟なんだろうね』

『そうだろうな、やるなら今だぞ』

『いや無理だ、護衛が堅すぎる』

『一人になったタイミングを狙いたい』

『もちろんだ』


明美と昭喜は、目を合わせこそこそしゃべっている奴らを睨んだ。


『明美、昼休みの獲物こいつでいいんじゃないか?』


『そうね、いい感じ雑魚くていい感じに知識がある』


『オレが取る』


『頼んだわ』


 さすが幼馴染目線だけの会話が完璧だ。


 昭喜は、虫籠のようなものを作り出し喋っている獲物に被せた。


『何すんだよ』

『本当だよ、いきなり失礼じゃないか?』


獲物ニ匹は、昭喜の顔を見るなり青ざめていった。


『やば……。』


「君たちに生贄になってもらおう」


 昭喜は、いい笑顔で告げた。


青ざめていた獲物たちの顔は、さらに血の気が引き紙みたいになってしまった。



「昼休みが楽しみだなぁ、」










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