指輪と、先代
12話
『やぁやぁ、晴也くん。昭喜くんから指輪をもらってつけたね。すぐつけるとは思わなかったから、晴樹びっくり! それでは、代行者の力を体験してみよう!質問は受け付けてないよ。問答無用!さぁはじめよう!』
テンション高めの晴樹が出てきた。
辺りは、神社の景色になり、ARのような感じだ。
『晴也くん、あそこに力を持った妖がいるよ!
怖いね。早速倒してみよう。』
『はい。あの…その喋り方なんなんですか?』
『ゲームのチュートリアルだよ!伝わらなかった?』
『ちょっとだけ嫌です。』
『わかったよ。まぁやろうか』
『まずメガネを外してみよう。ここでも元神の力は適用されるから使ってみよう。』
『わかりました。』
神社のおみくじをかける場所にいた人型の妖は、晴也と晴樹を見ると寄ってきた。
《初めまして代行者さん。その数珠頂いてもいいですか?》
『さぁ晴也くん出番だよ。相手の目をよく見るんだ。』
晴也は、目を見開いて相手の目を見た。
すると妖が暴れ始めすぐにぐだっとした。
その後すぐに晴也は、
目を直接触られているような痛みが目に走った。
痛みで動けないでいると晴樹が
『よし、そうしたら数珠に力が貯められたかな?
取り敢えず胸の前で手を合わせて、適当に祈ってくれ。』
晴也は、言われた通りにしたが何も起こらなかった。
『あれおかしいなぁ。代行者の力が使えたら本来、妖は、自分の住処に戻され力が元に戻るはずなのに』
『祈りの内容とかってなんかありますか?』
『ない。感覚の問題だからな、あと、別に胸の前で手を合わせなくても力は、使える。イメージは相手の余分な力を使って数珠で棲家と現在地を結ぶみたいな?』
『初めからそれを教えてくださいよ』
『いいじゃないか、ゆっくりやっていこう。天才だから、初めてでできてしまったから教え方がわからないんだよ』
『いやみですか?』
『そんなつもりは、ないよ。まぁやってみてくれ!』
晴也は、地図をイメージしてこの場所とどこかを重ねるように折り曲げるように手を動かした。
最後の形は胸の前で手を合わせる形だ。
すると、妖がスッと消えたていった。
『晴樹さん!できました!』
『おめでとう!まぁ、もうちょっとスピーディーにできれば開幕で相手を元に飛ばして問題解決とかできるから頑張って』
『はい!』
『あとここには、もういないから現実に戻ろう』
晴樹がそう言って指パッチンをすると家のソファーの上にいた。
そして、目の前には、晴樹が立っていた。
『事件を解決しようとしてるんだろう?あんまり無茶なことはしないように、もしダメだと思ったら先代として全力で止めるからね。お母さん大事にするんだよ。じゃハブアグットデイだ』
それだけいいまた消えていった。
家の中に入れた記憶もなければ人が消えると言うのを見たことがなかった晴也は少し怖くなった。
明日事件現場に行くことに反対したい気持ちが増えていった。




