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言葉が足りない

作者: Soraきた

寒い夜空を見上げながら

消えかけの想い出を

思い出しては

星のあいだに並べるようにした

いつの日にか、すっかり忘れてしまいそうなものだけど

キミのこと、考えれば考えるほど

切なさに負けてしまうから

良い想い出だけを探しに出かける


言葉が足りないもの

何かと比べてみたけど

キミの笑顔にかき消されていった


キミの背中越しの言葉

あのときは気づかなかった

わざと小さな声で

語りかけるように


もっと聞いてほしかったことがあったんだね

遠慮しないで、もっとたくさん

話したかったんだね


僕がキミの正面から全部受け止めてたら

キミが話したいことも

ゆっくりと聞いてほしいことも

できたはず


僕は「うん」とうなづきながら

素直に受け止めれば

泣き顔も震える声も

すべてあとから消してしまえばいいと

言えたのにね


「ラララ・・・ララ・・」

この場をごまかすように

僕は口ずさむ


もう冷めてしまったコーヒーだけが

このあとの目撃者


ため息はつかないでいよう

どんなこと思い出しても



















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