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22幕目 深淵
雨宮「…だれなんだ…あいつ」
モライオ「知らない、けど、やべーやつっぽいな」
すると、建物の影に同化した。
雨宮「…どこ行った…」
モライオ「上でもないとなると…下か!」
モライオは私を連れて、上に逃げた。
雨宮「なんだあの化け物…」
モライオ「だから、知らんって…でも…強い、これだけ確かに言える」
雨宮「…そうだ…」
私はいつも持ち歩いていた閃光手榴弾を投げた。
モライオ「…まぶし…でも、これで位置がわかった!」
短剣でそいつを突き刺した。
モライオ「…」
その子は黒色の盾で防いでいた。
モライオ「そう簡単にはいかねぇか…」
するとモライオが私を上空に打ち上げた。
モライオ(たのむ、上から狙撃してくれ!)
私はモライオの考えていることが分かった、すぐに銃を出し、あの子めがけて撃った。




