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209幕目 男の子
雨宮「…あれ…あの男の子…見覚えが…」
その子はここの周辺を走っていた。
雨宮「…なにしてるんだろう…」
まぁ…そのことはどうでもいい、今はどうやってここを抜け出そうと考えていた。
雨宮「……もし開けたら私は処置をする前に死んでしまうんだよな…」
そう、どれだけ血液を流してるのか、私にはわからない。
ミスティ「…恋しいのか?」
雨宮「ああ…もう一度…あいつらに会いたいな…」
ミスティ「…そうだな…私も恋しいよ」
雨宮「…それに…私に妹居たんだ…」
ミスティ「ああ…いたな…もはや瓜二つだよ…」
雨宮「…そうなのか…」
…きっとここに来る前に私は明るいお姉さんだったんだな…
雨宮「……どうやったら妹を喜ばせれるのかしら…」




