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208幕目 爆薬
雨宮「粉塵爆発って知ってるか?」
ミスティ「知らないね…どういうの?爆発するの?」
雨宮「…これを投げると破裂して、ライターとか火を使うと、爆発するんだ」
ミスティ「……そういうことか…」
雨宮「どういうことなの?」
ミスティ「前にソーイにチョコパウダーが凄く乗ったケーキをくれたんだ、それで絶対火をつけたらだめって言われた…そういう…」
雨宮「…まぁ…そういうことだね…」
ミスティ「でも、どうやって火をつけるの?」
雨宮「…これこれ」
中にはニトログリセリンをしみこませたティッシュを詰めてある。
ミスティ「それで火をつけるってね…」
雨宮「かなり賭けだけどね…」
そして私はその玉をバッグに入れた。




