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130幕目 鳥の囀り
ヴェロニク「…じゃ、私も、真の姿を見せようかな…」
ヴェロはカラスの姿になった。
ヴェロニク「…まぁ、これがなんだってね」
ナタリー「…いいや、これで十分だ」
私は奴の能力をこの瞬間に見切っていた。爆速だ。
ナタリー「…やっと来たか」
雨宮「これ!」
渡してきたのは、ピアノ線だ。
ナタリー「咥えてろ」
ヴェロニク「はいはーい」
ピアノ線は暗殺道具にも使えるんだがな…切れやすさで使いたくないんだよな…
ナタリー「…いくぞ!」
ヴェロニク「はひー」
すると、周りを移動しだした。
????「何なんだ…」
そして、私とヴェロは同時に反対方向に動いた。
????「ガッ…首を絞め落とすつもりか…」
切れやすいのだから、もちろん首を、斬り落とせるのだ。




