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107幕目 血の残り香
ミスティ「雨宮どこだー?」
雨宮「おわったー?」
ミスティ「ああ、おわったよー」
わたしにはかすかに残っている血の匂いをかぎ分けた。
雨宮「大丈夫?」
ミスティ「ああ、大丈夫、ここは危険だから元の場所に戻ろうか」
わたしとミスティは元の場所に戻ってきた。
ミスティ「でも、なんでデータの海に来てたんだ?」
雨宮「私にもさっぱり…」
ミスティ「…絶対こいつが…悪いんだろ…」
持ち上げたのは、私の上に乗っていたスライムみたいなやつだった。
????「ニュモ?」
ミスティ「…まぁ、いるだけだったらいいんだけど、悪さしたら祓うぞ」
????「ニュニュ」
雨宮「それ肯定として受け取るのが正解なのかしら…」




