第二十三話 戦乱の始まり その二十三
更新です。Twitterでも活動しているので是非。「あやかしばかし」という作品も連載しているので見てみてください。
『全体に報告します。作戦予定地点に敵艦隊が到達しました。これより殲滅戦を開始します』
作戦司令部から隊全体に通達が入った。戦闘開始の合図だ。ファーレス部隊は全員が搭乗、起動を完了させ、戦術リンクの構築を開始した。数秒とかからず各部隊のファーレスの同期が完了すると司令部からの直通回線がファーレス部隊全体に開かれた。
『全員共有されているデータを開け。敵進路がアナライズされている。我々は第一陣が戦闘区域に敵戦艦を誘導した時点で敵を海上と地上に分断し、ファーレス部隊は地上に引き込んだ敵を特務大隊を先頭に殲滅。終わり次第、残敵の確認と敵港湾の機能麻痺に移る。各自、気を引き締めてかかるように。以上だ』
司令部からの通信が終わると特務大隊の峰重吾中尉から晴人に通信が入った。
「一条特務中佐、峰中尉であります。お時間よろしいでしょうか?」
「大丈夫だ」
「この作戦の肝は何だとお考えですか?」
「間違いなくここ以外の敵軍の動きを注視することだろうな。ここは囮だ。日本か、オーストラリアか、北米か。どこの国へのアプローチが本命か分からないが、ここに注意を引き付けさせて東亜軍では何か作戦が動いているはずだ」
(だから本部は特務に出撃命令を出したのだろう。一応、港湾の警備を厚くするように進言はしたが、それでどこまで対応できるか)
「では我々は敵軍を迅速に殲滅後、別の港湾に移動するべきでしょうか?」
「いや、恐らくそれは無理だ。敵軍もそれが分かっててこの作戦を仕掛けたということはこちらが読んでいるということを読んでいると考えるべきだ。こちらの戦力を上回る策があるはずだ」
そういうと晴人は峰からの通信を閉じ、特務大隊全体に回線を繋いだ。
「作戦は頭に入っているな。敵は間違いなく、第二、第三の策を講じてくる。簡単な戦場にはならないと思え。特に敵軍の中に何か他の兵士または機体とは異なるそいつだけの特徴を持つ者がいれば、すぐに報告しろ。俺が相手をする。分かったな」
『了解』
見慣れた空同じ景色に今日が流れてく
キャラ名:峰重吾




