#1:プロローグ
今まで小説を書いた事が今までの人生の中で1度もないので、かなり稚拙な文章になってるかと思いますが読んで頂けたら幸いです。
「現実って何でこんなにツマランのかね?」
机に突っ伏して五所瓦陸は呟いた。
「まぁまぁ、ツマランのは分からんでもないが、内紛が日常茶飯事な国に生まれるよりマシだろ?つまらなくても平和が一番!だな」
篠村誠司は陸の肩を小突いてそう言った。
「…俺は内紛日常茶飯事のが良かった。多分今よりもっと『生きてる』って感じがするだろうし」
陸はふてくされた様に言った。
「実際行く気無いくせに」
「…。自分の身が一番可愛いしな」
「んだよ、それ。最悪だな(笑)んじゃ、もし俺が殺人犯に殺されそうな所に遭遇したら陸はどうする?」
「シカトして帰る」
「冷た〜(笑)親友見捨てるとかどうよ!?ねぇ、駒沢さん」
「ふぇ!?何の話?」
陸の前の席の駒沢楓はすっとんきょうな声を上げて振り返った。
「誠司は俺が殺人犯に殺されそうな所に遭遇したら俺を見捨てるらしいんだ」
「うぉい!何嘘ついてんだバカヤロー!!逆だろ!」
「さて?そうだったか?」
さも忘れてしまったかの様に振る舞う陸。
「あはは…。誠司君また陸にからかわれてるんだ」
苦笑する楓。
とある県の進学校の休憩時間、仲の良い3人の男女の他愛ない会話。
それだけで終わる筈だった。