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サークルワールド HERO ~一期一会編~  作者: 葱原龍乃介
第八章 森に棲む『悪魔』
63/90

ウィークエンドの悪魔

鉄製…



大きく、そして重い鉄の塊となった『十字架』が、男を直撃した

「…『悪魔』め…!」

アレスを殴った男が立ち上がりながら、そう(つぶや)

「あぁ…!?」

青年は男を(にら)みながら、そう啖呵(たんか)を切る

まるで『悪魔』の様な顔をしながら…

青年は十字架を背中にしまう

青年の背中には、シードの持つ『ウェポンホルダー』と同じ様な物があった

十字架の中程がカッチリと挟まる様な『コの字』になった部品があり、そこから下に伸びた薄い鉄板が繋がった十字架の先端がスッポリと入る箱がある

剣の(さや)が前半分無くなった状態で、先端に十字架の先が入る箱と中腹がはまるコの字の部品が取り付けられた様な物を、青年は背負っていた

シードの様な背負うタイプではなく、腰にしっかりと取り付ける様なタイプらしい

青年は十字架をそのウェポンホルダーにしまう

先端を箱に入れ中腹をコの字の所に『カチッ』っと音を出してはめ込み、十字架を()()する

「『悪魔』…ねぇ…?」

青年は吹き飛ばされた男、アレスを殴った男、立ち尽くす男の3人を順番に見ると、小さくため息をつく

「こんな小せー子供を囲んで脅すようなヤツらの方が、よっぽど『悪魔』だと思うけどな」

青年はそう言うと、獣人の男の子に近付く

「「…!!」」

男の子の近くという事は、大人の男達の近くに行くという事

『悪魔』と呼ばれた青年を恐れてか、急に後退りする男達

そしてしゃがんで男の子の頭を軽く撫でて言う

「…ほら、帰るぞエラット」

「……うん……」

エラットと呼ばれた獣人の男の子は、怯えて小さく首を縦に振る

「…()()()()()ぜ…? てめーらがこのまま()()()()帰んならな」

「「……チッ…!」」

男達は大きく舌打ちをすると、吹き飛ばされた男の元へと駆け寄り、彼を抱えて何処かへと走って消えていった

「……」

その様子をポカーンとした表情で見ていたアレス

その後ろから、ようやく追い付いたシードが青年に話し掛ける

「悪いな…こいつはああいったトラブルに自分から首つっこむタイプなんだ… ()()()()()()()()()()

シードが謝罪まじりでそう言う

シードは彼がとりあえず『()()()()()()事は分かっていた

『ああいったトラブル』を解決する者では無い事を理解していた

しかし謝罪を含んだ気にしないでという言い方をした

それはつまり、『()()()()()()()()()()()()()()()()()()()』という意味である

穏便(おんびん)に、そしてどちらにも『借り』を作る事をしない為に、この場を治める最も適切な言葉だと…

実にシードらしい言葉である

それをきちんと理解したのかしてないのか、青年は若干笑いながら答える

「ハッ…! お前らに渡すもんはねーけど、礼ぐらい言わせろ。 エラットを助けようとしたんだろ? サンキューな」

「あ…ありがとう…ございます…」

エラットは軽く会釈(えしゃく)をして礼を言った

それに対して笑顔を見せてアレスは答える

「気にすんな! 俺は『ヒーロー』になるんだ! これぐらい当たり前さ!」

「…ハハハッ!!」

青年が急に笑い出す

そんな青年にアレスがちょっと突っ掛かる

「な…なんで笑ってんだ!? 俺が『ヒーロー』になるのがそんなにおかしいのか!?」

青年は必死に笑いをこらえ、立ち上がる

そしてエラットの手を引き、何処かへと行こうとする

「ど…どこに行くんだ!? ていうか…なんで笑ったんだ!?」

「わりーわりー… 別にお前が『英雄になる』事を笑ったわけじゃねーぞ? ただ…俺んとこに居るヤツらと同じで『英雄になりたい』『英雄になりたい』なんて…小せー子供と同じ事を言ってんのがおかしくてよ… しかし子供ってのは、『英雄の話』を聞くと『英雄になりたい』って言うんだ? ばあちゃんの言う『英雄物語』なんて、信じて憧れるもんじゃねーだろ…」

そう呟いて立ち去ろうとする青年の足が止まる

それは、青年がエラットの足が止まっていた事に気付いたからである

「…? どうしたエラット?」

「ジンビスおにいちゃん…ごめんなさい…」

…その言葉をエラットから聞いた瞬間、『悪魔』の様な顔をしていた青年の顔が、急に(ほが)らかな笑顔になる

「謝る必要なんかねーよ…町に来たかったんだろ? エラットはまだ来た事なかったからな… でも1人はあぶねーって事が分かっただろ? 今度は一緒に行くぞ」

「…うん…!」

エラットの顔も、少し晴れやかになる

「んじゃ、『教会』に戻るぞ」

「うん…!」

そして2人は、町中へと歩いて行った


ゴンッ!!



その後ろ姿を見ながら、シードはアレスの頭を殴る

「い゛でぇっっ!?」

「お前…1人で突っ走るなって毎度毎度言ってるだろ…!? 面倒事を増やすんじゃねぇ…!」

「でも

「『でも』じゃねぇ! …まったく…まだ騎士の連中が来てないからいいものの…ここで騒ぎを起こして捕まったりしたらどうなってたか…」

「アレス…! シード…!」

小さめでそう叫ぶミーシャの声が聞こえた

振り向くと、何やら焦った様子でブンブンと手招きしている

それを見て直感的に辺りを見回す

すると遠目だが、青い隊服が特徴の『守備衛兵隊(しゅびえいへいたい)』数名がこちらへと向かって来る

おそらく誰かが通報したか、騒ぎを聞きつけてやって来たのであろう

シードは咄嗟(とっさ)にアレスの腕を引っ張り、ミーシャ達の元へと駆け出した

『痛い痛い』とアレスが言っているのを無視して素早くミーシャ達の元へと戻り、何事もなかったかの様に()()()へと紛れ込んだ

「―――」

騎士達がアレス達の居た場所へとたどり着き、何か話している

「危なかったな兄ちゃん達… アイツらに捕まったら、根掘り葉掘り色々聞かれて最後にゃ取っ捕まったかもしれなかったからな…」

熊の獣人がそうヒソヒソと語る

「…それだけ…この港町が『中立である』…という事でしょうか…?」

「その通りさ… 『中立だからこそ』、あんなトラブルは起こさねぇし起こっても直ぐに解決しようとするのさ」

スイが質問し、それに彼は答えた

…少しすると、騎士達は何も問題は無かったと、先程の場所から離れて行った

それをミーシャが確認すると、熊の獣人に()()質問をする

「ところで…『あの人』は誰だったんですか?」

「たしか…『悪魔』…とか呼ばれていたはずですが…?」

シードもやはり気になるようだ

それに対し熊の獣人は答える

「アイツの名前は『緑堂(りくどう)ジンビス』…ここら辺じゃ『悪魔』なんて呼ばれて恐れられてる男さ… アイツはこの町の『人間』じゃねぇ…この町の近くにある『ウィークエンドの森』に住んでる…いや、()()()()()のさ」

『緑堂ジンビス』…青年はそんな名前であり、更に『悪魔』と呼ばれているようだ

「…その…『ウィークエンドの森』とはなんでしょうか…?」

「この第三大陸を南北に分断する形で生い茂る『森』の事だ。 この『ダリルコート』から反対側の港町まで真っ直ぐに繋がっている超デカイ森なんだが…俺達にとっちゃ厄介過ぎる森なのさ」

「もしかして『ウィークエンド』…という名に由来した『何か』があるのですか?」

「そうだ…この『ウィークエンドの森』は広くて迷いやすい… 真っ直ぐに歩いたつもりでも、高く多く生えた木々と濃い霧で方向感覚が無くなっちまう… だからこの森に入ったら、『()()()()()()()()()()()()』…そう噂されて『()()()()()()()()()』って呼ばれるようになったのさ」

ゾクッ…っと、ミーシャとスイは背筋が寒くなる

それでもシードは更に()()に尋ねる

「…そんな森に…彼は棲んでいるのですか?」

「理由は…俺にも分からねぇけどな。 だからアイツは、『()()()()()()()()()()』…なんて呼ばれ方をされてんだ」

そこへアレスが質問する

「?? ていうか…なんで『悪魔』って呼ばれてるんだ?」

「アイツはとにかく乱暴で怪力だ… アイツが背中に背負っている『十字架』を見ただろ? ()()を軽々とブンブン振り回す…んでもって、性格は『不良』に近い… 町で暴れて森に近付くヤツらを片っ端からぶっ倒す…そんなんだから、『悪魔』って呼ばれてもおかしくねぇのさ」

しかしそこで疑問が生まれる

それをミーシャが指摘する

「でも…騎士の人達がその人を捕まえたりしないんですか?」

「そこなのさ… アイツは『悪魔』だが、『()()()』だ。 暴力はしても犯罪はしない…アイツがブッ飛ばすのは、この町のルールを破る今みてぇなヤツらだけさ。 もめ事を見つけちゃぶん殴り、森を荒らす様な輩を蹴っ飛ばす…こう言っちゃなんだが…アイツのおかげで町の犯罪は一気に減少したのさ。 まあ…『義賊(ぎぞく)』に近いかもな… だがその凶暴な性格と乱暴な行動で『悪魔』…なんて呼ばれちまってるけどな。 騎士の連中も、問題を暴力でだが解決するアイツを捕まえる事は出来ない…なにせ悪いのは問題を起こしたヤツらで、アイツ自身はそれを止めただけだからな…何も問題は無い…」

「ちょっとやりすぎな気がしますが…」

「それは同感だけどな」

『悪魔』…そう呼ばれている青年『緑堂(りくどう)ジンビス』

己の力を見せ付ける様に誇示(こじ)する彼は、ただの不良青年では無かった

町を、そして彼の住む森を荒らす『悪』を打ち砕く、アレスの目指す様な『ヒーロー』としてその力を振るっていた

しかしそれを善しとしない『大人』達が多く居るのもまた事実

単純に、『騎士以外の自分より年下の不良青年に、横暴な暴力を振られなければならないのか?』や、『無関係の不良青年にしゃしゃり出られる必要がどこにあるのか?』等、違法なのは自分達であるにもかかわらずそう思ってしまうのは『人の(さが)』である

それ以外にも、例えば獣人ならば『人間になぜ制裁を受けなければならないのか?』や、同じ人間ならばこその『獣人の味方をするのか?』とか、実に理不尽な考え方を持たれてしまう

そしてやがて、『悪魔』…そう呼ばれてしまった

そんな不遇な扱いを受ける青年に、同じ『子供』であるシード達は同情する

しかしそれは、今の彼らにとって―――

「…ま、俺達にはどうでもいい事だけどな」

「冷たいわねシード…」

「実際その通りだろ? この町の、しかも知り合いでも何でもないやつの心配や同情なんてするだけ無駄だ… 俺達にはやるべき事があってそれを優先する必要がある…」

「…確かにその通りだけど…」

「ならほっとけ。 俺達には()()()()。 …情報提供、ありがとうございました」

シードは熊の獣人に向けて軽く一礼をした

「おう! 気にすんな!」

熊の獣人は片手を軽く上げて陽気に返事をする

「よし…とにかく、人間側の王都(おうと)へ行って『英雄』と呼ばれる人の情報を探し

「なあシード! さっきのやつを追いかけよう!」

唐突に、アレスがシードに提案する

「…なんでだ?」

シードが呆れた様子で聞く

「だってあいつ、『英雄の事を知っている』みたいな事言っていただろ?」



『わりーわりー… 別にお前が『英雄になる』事を笑ったわけじゃねーぞ? ただ…俺んとこに居るヤツらと同じで『英雄になりたい』『英雄になりたい』なんて…小せー子供と同じ事を言ってんのがおかしくてよ… しかし子供ってのは、『英雄の話』を聞くと『英雄になりたい』って言うんだ? ばあちゃんの言う『英雄物語』なんて、信じて憧れるもんじゃねーだろ…』



「ああ…話を聞くかぎりじゃ、あいつじゃなくてあいつのばあちゃんって人だけどな」

「ならさ! 俺達の捜してる『ヒーロー』の事もなにか知ってるんじゃないか!?」

「……可能性は…ゼロじゃないな…」

「ちょっとアレス!?」

そこでグイッとミーシャが割って入る

「私は反対よ!? だってあの人…『一週間迷って死んでしまう森』に住んでいるのよ!? そんな所に行くなんて、私は絶対イヤよ!」

「大丈夫大丈夫! なんとかなるさ!」

「根拠が無いわよ! だったら王都に行って、安全に情報を集めた方が良いわ!」

「俺も()()()()()()』だな」

「!?」

ミーシャはシードの方を勢いよく振り向く

「ちょ…! あなたまで…!」

「まあ落ち着け… 俺はアレス(単細胞バカ)とは違ってちゃんと理由がある…」

「理由って何よ…!?」

ちょっと興奮気味のミーシャをなだめるシード

「このまま王都に向かって、『居ると分かっているがどこに居るか、どんな人物か分からない英雄の情報を集める』よりも、『英雄を知っているかも知れない人物に話を聞きに行く』方が、より確実だと俺は思う。 なにせ『そこに居ると分かっている人物に会いに行き、目的の人物かも知れない話を聞く』だけだからな。 『目的の人物に会うために、不特定多数の人物に知っているかどうか分からない様な情報を何日もかけて聞きに行く』よりかは、ずっと効率がいいだろう」

「何言ってるのよ!? それがアレスの捜している人である確証は無いでしょ!?」

「いや…そうでもないぞ? 今の時代…『英雄』という存在と称号…すなわち、『()()()()()()()()()()()』が失われている。 実際、20年程前に存在した『英雄』を知る人物も、その『英雄』すらも居るかどうか分からない… 俺はたまたま()()()()()()から知っていたが…普通は知らない。 だからこそだ。 英雄の概念が衰退(すいたい)した今、例えそれが作り話だったとしても、()()()()()()()()()()を語る事は難しい… 『第三大陸』を知らずに『第三大陸の風土』を説明する様なもんだ。 だから俺は、その話には何かしらの形で『英雄』に繋がっているはずだと思う」

「…」

シードの説得を聞いても、ミーシャは顔を(ゆが)めたままだった

「…それでも…それでも、生きて帰れる保証のない危険な森に行くのは反対よ! あなたがアレスを説得出来ないなら私がするわ! ちょっとアレ…ス…

ミーシャは口を半開きにして目を見開いた

もう既に、アレスは()()()()()

『悪魔』と呼ばれた青年…ジンビスが今どこに居るかも分からずに

「ちょっ…待ちなさいアレス!! 待ちなさ…ちょっとスイちゃんも止め…

ミーシャは再び口を半開きにして目を見開いた

なんとスイも、アレスを追い掛けて走っていたのだ

「行くぞスイ! あいつに追い付いて、『ヒーロー』の話を聞くんだ!」

「…はい…ご主人様…!」

スイはちょっと嬉しそうな顔をしてアレスに付いていく

「な…ちょっと…待ちなさーい!!」

ミーシャは2人を追い掛けて走り出した

このままでは確実に森に入る…

あの『ウィークエンドの森(一週間迷って死ぬ森)』に

それを阻止するべく、2人を止めに行った

「……」

シードは追い掛けなかった

追い掛けても無駄だと…追い掛けても止まらないと…そして説得も聞かないと…

「ハァ……」

「兄ちゃんも大変だな…」

「いつもの事ですよ… それより、この町に『()()』はありますか?」

「…? いや…この町にゃそんなもの無いが…?」

「なるほど…ありがとうございました」

シードは軽く会釈(えしゃく)すると、アレス達に追い付く為に歩き出した






(100%()()()とは思わないが…接触してみる価値はある… あのジンビスってやつの『ばあちゃん』とやらに…)




















「…このまま帰るのもいいが…エラット、もう少し町を見たいんだろ?」

「……でも…」

「心配すんな…俺が迎えに来たんだ。 みんな心配してねーさ」

「……うん…」

「…そうか… みんなに怒られると思ってんのか?」

「……ん…」

「…なら、何か土産を買って帰るか? そしたら大丈夫だろ?」

「…え…」

「土産を買って帰れば、ある程度は機嫌よくなるだろ?」

「…それなら…」

「だが…ちゃんと謝るのを約束しろよ? それが約束出来るなら買ってやる。 『勝手に教会を出てごめんなさい』ってな」

「……わかった…約束する…」

「…よし…いい子だな…!」

ジンビスはエラットの頭を優しく撫でる

そこには『悪魔』なんて居なかった

少し目付きが悪い、普通の優しい青年が居るだけだった

…2人は住民エリアの中心街から少し離れた所に来ていた

理由は()()()()()()()()

「…だが…ちょっと帰るのが遅くなりそうだな」

ジンビスは背中の『十字架』に手を伸ばす

「エラット…俺から離れんなよ?」

そしてゆっくりと抜く

…ジンビスの顔付きがみるみる変わっていく

そう…『悪魔』と呼ばれる顔に

「出て来いよ…! ()()()()()()()姿()のままじゃ、カッコ付かねーんだろ…!」

ジンビスとエラットを、数十人の大人達が囲む

彼らの手には、木の棒や船のオール等の鈍器が握られていた

「「「……」」」

彼らはジンビスを、嫌悪感や妬みやらの不快な感情を込めた表情で睨む

その中には、先程アレスとジンビスに追い払われた大人達も居た

彼らは望んでいるのだ

ジンビスの()()を…『悪魔』を滅ぼす事を…

()()()()()()()()

「テメーら…覚悟出来てんだろーな…?」

恐怖によって震えるエラットをしっかりと抱き抱えながら、『悪魔』の目がより鋭く光る




「ケンカを売って後悔する事じゃねー… 『()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()』が…出来てんだろーなァァッッ!!」






Q.魂の形は結局、『人魂みたいな形で生命体の核に宿っている』のか『その生命体の形どっている』のか、どっち?



これは今は深く語れません

これを深く語ってしまうと、シードの探す『呪い』の正体に踏み込む形になってしまいます

それは完全なるネタバレですので

しかし浅くなら大丈夫です

答えは『どちらとも』です

基本は前者、次いで後者です

つまり、魂は本来その生命体の形になっているのですが、それだと常に細胞がソウルを生み出してしまいます

ですのでそれを回避する為に、基本は魂をその生命体の核となる所に納めているのです

『人魂』と呼ばれる様な形で

そしてソウルを生み出す際、その核に納めた魂を本来の『魂の形』…つまり『その生命体の形』へと戻すのです

腕からソウルを生み出す時は『腕の魂』を『核』から戻し、足ならば『足の魂』を『核』から戻す…それが『魂の形』です

分かりやすく言えば『服』みたいなものです

服を普段は畳んでタンスとかにしまいますよね?

そして必要な時に取り出して着る…これが似ています

魂を普段は畳んで核にしまい、ソウルを生み出す時にソウルを生み出す所だけに魂を伸ばす…

理屈はこんな感じですが、これ以上深入りすると『魂に傷を付ける』という『呪い』に関わってきてしまいます

ので、今回はここまでです

では、また次回




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