4話 戦争。
今回結構少ないです…
キリのいいところで終わりたかったので笑
ぜひ
お楽しみください!
ノクロスが立っている高台から微かに正門から軍が小さく見えてきた。
「ビンゴだな。」
その声と同時に大砲の発射音が森に響き渡り、ノクロスの元へと向かっていく。
「ストップ・スモール・ディメンション『スロウ』」
ノクロスが唱える詠唱と共に砲弾の周りに次元空間ができ動きが止まって、更に次元の中へと消えていってしまった。
「爆発の音がしない...、何故だ!」
政軍の兵が驚く隙もなく、エリエルの軍が挟み撃ちで迎え撃つ。
「突撃ーーーー!!!」
活気とともに叫びあげながら突撃する兵たちが政軍を討つ。
ノクロスはすかさずそちらに向かう。
「始まったか!
すぐ向かうぞ、ウェール、ルゼア!」
ノクロスは次元から手を入れ刀を取り出した。
鞘から刀身を抜き、数百人を一気に切っていく。
続いてウェールは、水の魔法を使い当たりを一掃する。
「何者だ貴様ら!」
残った兵士が声を上げ聞いた。
「未来からの使いだ。」
一言いって、また切りにかかる。
エリアスの軍のおかげもあってか敵兵の数はあと半分以下だった。
「さぁ、最後の片付けだ。」
ノクロスは文字の書いた石を数個敵兵まで投げた。
その瞬間ノクロスは消え、石から石へと瞬間移動をしながら敵兵を切っていった。
その速さは光よりも早い。
「な、何なんだあいつは...!」
残り数人になった所で兵士が苦しまき漏れに叫ぶ。
だが一瞬できられ政府の軍はひとりとして残らなかった。
「討ち取ったりーー!!!」
エリアスの軍隊長が喜びを叫んだ。
「ノクロス殿、あなたにはお礼をしたい。
ひとまず王宮まで来てくれないか?」
ノクロスは少し考えたがお金かもしれないという考えがよぎると即答で答えてしまう。
「いいだろう。」
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王宮の客間に着くとラス王は叫ぶ。
「おい!あれを持ってこい!」
何のことかわからないノクロスは顔には出さないが戸惑っていた。
ラス王はケースを出しノクロスに差し出した。
「500Gあるはずだ。
どうか受け取ってくれ。」
まさか本当に金とは思わなかったノクロスは驚きを隠せなかった。
「お、おい、お礼でこんなもらえんのかよ...。
まぁでも、受け取ろう。」
ラス王は満面の笑みでノクロス達を見送る。
「今度はゆっくりエリアス観光でも来たまえ!」
森に向かっていくノクロス達はラス王に向かい叫ぶ。
「おう!また会おう!」
ラス王は澄み切った心ではあったが何か一つ気になることがあった。
「あのフードを被った者は一体誰だったのだろうか...。
まぁよかろう!」
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もとの時間に帰ってきたノクロス達はひとまず店へと向かった。
閉店中の店のイスに重たく座る。
「あーー、疲れた。」
そこにルゼアが急に話を切り出した。
「あの、お金はどうす...」
途中なのにも関わらず喋り出すノクロス。
「あぁ、金ならもらった。
ラス王からお礼ということでな。
だからもうお前からは取らねぇよ。」
500Gと決めたらそれ以下でも以上でも貰わないのがノクロスなのだ。
だが、不安そうにルゼアがいう。
「で...でも!」
また話しを聞かず喋り出すノクロス。
「なんだ。払いたいのか?
なら、この店で働けばいいだろ?
それに働くところもないならそうするべきだと俺は思うが?」
店のアルバイトも足りない状況だからルゼアがいると助かると踏んだノクロス。
「いいんですか...?」
ノクロスは立ち上がり自分の部屋に向かいながら言う。
「構わないがなるべく耳とか尻尾出すなよ?」
お金も取られず、なおかつ働かせてくれるということに涙を浮かべながら頷いた。
「はい...。」
どうでしか?
面白いですか?
迷走しながら書いてるんですがよければこのままでいきます笑
では、次回もお楽しみに!