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喫茶店Time   作者: モモタロウ
2/6

2話 ルゼアの過去。

大体私の小説は1話1話短いと思います。

でもその分、さらっと読めてすぐ終わるから時間がかからないですよね!と思います。笑

金目当ての人って何考えてるか分かりませんよねー。

ノクロスは何を考えてるんでしょうかね。

では2話お楽しみください!

「――いくらだせる?」


今までの話をなかったかのような金目当て。

ルゼアの表情は固まる一方である。


「...どれくらいかかるのですか?」


恐る恐る聞くルシアに口角をあげるノクロス。


「最低でも500Gだな。前払いも後払いも可能だが?」


食材や一般で買えるような値段は15Gから30G。

一般人では安易に出せない値段である。


「そうですか...。

分かりました、なんとかしてみます。」


高額な金額を提示されたルシアは種族を生き返らせるために決意をした。


~~~~~~~~~~~~~


次の日、店を臨時休業にし人気のない森まで3人は向かった。


「街が襲撃された日は覚えてるか?」


唐突にノクロスはルゼアに質問をした。

すると彼女は憎しみや怒りが溢れ出るかのような言い方で話した。


「襲われた日から1度も忘れることはありません。

2年と10ヶ月前の話です。」


ルゼアは詳しく2年前の話を話した。


「その日はいつも通りの穏やかな1日でした。」


~~~~~~~~~~~


エルフ族の街「エリエル」。

その街の一家の中で穏やかな会話が飛び交う。


「ルゼアー、お買い物を頼んでもいい?」


甲高い声が家に響き二階にいるルゼアの耳に入る。


「はーい、お母さん!今行くねー。」


ルゼアにお使いを頼んだのは母であった。

街に出たルゼアは母の行きつけの店に買い物に向かった。


「あら、ルゼアちゃん!

おつかいかい?偉いねぇ、ほら、さサービスだ!」


顔が整っていて、言わば美人ということで街にもよく可愛がられていた。


「え!いいんですか!

ありがとうございます!」


サービスをされるのは毎回なので慣れている。


毎日祭りのような騒ぎで市場は平和であったが、突然のことであった。

大きな爆発音とともに、正門からは数千人の政府の軍隊が進軍してきていた。

開いた口が塞がらないルゼアは涙を流しながら人混みを逆流し家族の元へと向かった。


「お母さん...お父さん...。」


家に着いたルゼアだが、もう遅かった。

家は酷く炎に包まれとても家に入れるような状態ではなかった。


「そんな...。」


そこにサービスをしてくれた男がルゼアが家に戻ることを分かってたかのように現れた。


「ルゼアちゃん!ここは危険だ、

さぁ早く逃げよう...!」


ルゼアは抑えきれない悲しみが溢れ、目に涙を浮かべ男に言った。


「でも、お母さん達が...!」


だがここにいても危険なことには変わりはない、男は心を鬼にして言った。


「今ここでキミが死んでしまえば、先立った親達は悔いるだろう!

キミは必ず生きていかなければならない!俺が命を変えても守るから!」


ルゼアは、気持ちを抑え男の言うことを聞いた。

男はルゼアを地下に案内し逃げるよう説得した。


「ここからなら街の外に出れる。

この街を出て北に向かえば人間が住んでいる街に行ける!」


不安そうな顔でルゼアは男を見つめる。


「俺はここで足止めをする、俺も後で追いつくから。」


と、笑顔を浮かべながらルゼアを送りだした。


唇を噛み締めながらルゼアは地下の道を走って北の街に向かった。

男はルゼアに希望を託して独り言を話す。


「お前さえ生きていてくれれば種族は守られる...。

だから生きていきて生き抜いてくれ...!」


そこに軍隊がドアを強引に開け数人でやって来た。


「ここにいるのはお前だけか?」


質問に渋々答える男。


「あぁ、一人暮らしなもんでよ

殺したりないだろうが許してくれ。」


冗談を言える度胸はあったが、正直体は震えていた。


「ふっ、口だけは達者だな。

だがここで死んでもらおうか!!」


心臓を一気に貫かれ、息の根が止まってしまった。

街全体も街の市民も焼かれ殺され、えリエルは炎に包まれてしまった。


~~~~~~~~~~~


ルシアは2年前の話をして涙目になってもなお話し続けた。


「あの軍隊たちは、無常に血も涙もない人たちでした。

老若男女全ての人たちを殺めてしまったのです...。」


話を聞いていたウェールがせつない顔で話し出した。


「ひどい話ね、

軍隊も軍隊だけど、やっぱり指示した世界も悪いね。

変えましょう、世界を。」


そうルゼア立ちに告げると、ノクロスは次元空間を作り出した。


「今から2年と10ヶ月の時間へ。

【サート・トリップ】」


空中にオーロラに輝く入口が現れた。

ノクロスは懐中時計見て何かを確認した。


「さぁ、早速変えて見せようぜ、ルゼ ア。」


一点の曇もない目で決意をした。


「はい!」

こういう回想シーン書くの難しいですね。

まだまだ勉強しないとな...。


読んでくださった皆様本当にありがとうございました!

次回もお楽しみにしてください!

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