第1話、TIME
以前に自作マンガで描いていた話ですが絵がとても酷かったので小説にしてみました。
ちょっと短いような1話ですがよければ最後までお読みください。
ほのかに香るビターな香りに液体が注がれる音はその喫茶店内を落ち着かせるような珈琲の香りをライカスの街中に漂わせる。
珈琲を入れているのは、綺麗な立ち姿
そして、ワインレッドのしなやかな髪をなびかせる女性アルバイトのウェールであった。
「こちらタイム自家製ブレンドコーヒーです。最初はブラックで飲んでみてください。」
その味は苦味と酸味がバランスよく取られており、なおかつ深みのある味に芳醇な香りが香る。
「こらぁうまい!ちょっとした菓子と食べてぇな!姉ちゃん!
このコーヒーに会う菓子はないか!?」
客は瞬く間にこのコーヒーの虜になってしまった。
彼女はコーヒーの入れ方も上手いが商売上手なのかこの店の看板娘でもあった。
「調子に乗るなよ?」
とウェールに声をかけてきたのはこの店の店主ノクロスである。
だが、店主は副業で本業は過去を変えるということ。
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そこに話を切るかのように店に入ってきた女性の客は
すかさずクロノスの元へと足を運ぶ女性。
「どうした?そんな顔して?」
クロノスと女性は初対面だ。
気さくに話しかけるクロノスは彼女の顔色を伺った。
「過去を...変えて欲しいのです...。」
大胆な話をいきなり切り出した女性にアルバイトのウェールは驚く。
「過去を戻すという話はどこから聞いたの?」
彼女は重たい口を開き話を進める。
「...ライカスの街では少しずつ噂になっておりました。
そんな話を聞いたらいてもたってもいられなくて...。」
ノクロスは納得しつつ頷きながら話を聞いていた。
「とりあえず座ってくれ、話を聞こう。
ウェール、コーヒーを出してくれ。」
2人は香り立たせるコーヒーを飲みながらひとまず落ち着いて彼女は話を切り出した。ひとまず自己紹介だ。
「私は、ルゼアと申します。
種族はエルフ系統に属しております。」
ノクロス達はまさかエルフだと思ってもいなかったからかかなり驚いた様子だった。
「エルフって言ったら獣耳とか尻尾とかはえてるんじゃないのか?」
ルゼアは普通の人間と見分けがつかないような容姿であるためその疑問は妥当である。
「はい、エルフと言えども耳や尻尾は魔法で隠せるようにはなっているのです。
実は今、私は追われてる身でして隠しざるを得ない状況なんです
。」
ノクロスは、過去のことを思い出したのか顔つきを変えルゼアにこう言った。
「そうだな、話はよく聞く。
今の時代は人間だけの世界を作ろうと動いている。
エルフや超人系、魔物族、その他の種族を全滅
を目指してるようだ。」
ルゼアは、改めて知らせる現実に俯くことしか出来なかった。
だがクロノスは続けて話した。
「まさかエルフ族はお前しかいないのか?」
恐る恐る聞くノクロスに小さく頷くルゼア。
空気が重くなり、話しかけずらい状態だがノクロスには関係ない。
「さて本題に入ろうか。過去に戻って守るところまではやってやろう。
しかし――。」
のクロスは今までの話を聞いていなかったのかと思わせるような発言をしてしまう。
「――いくらだせる?」
小説の書き方とか全くわかんなく、いろんなのを見て参考にしたんですがやはりわかんなく...笑
ですが何とか話が伝わって欲しく
自分なりに書いてみました。
読んでくださった皆様ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。