1.模擬戦闘
特にこれと言って前以て考えて書いている訳では無く、その場その場で考え それを書いているので一つ一つが短くなってしまっています…(( _ _ ))...
–––模擬戦闘
「今日の模擬戦闘は一対一で行う。組み合わせは自由とする、それでは各自相手を決めて模擬戦始め!」
「へ〜 今日は相手自由なんだ・・・くくく、おい落ちこぼれ君俺と模擬戦やってくれないかなぁ?」
教師の話が終わるなり笑いながらそう言ってきたのは同じクラスの『八蛇 直司』だ、アイツはクラスだけでなく学校全体で乱暴者だと知られているくらいだ
「別に構いませんよ」
僕はそう言って八蛇と共に模擬戦用の部屋へと入る
部屋は20m×20m程の正方形
ちなみに八蛇は能力所有者で能力は《怪力》
言わずとも分かるだろうけど名前の通り筋力がデタラメに高くなるんだよな…
「模擬戦開始10秒前!」
仕切り役の生徒の声と同時に部屋の中央に大きく『10』と表示される 立体映像でだが
「・・・」
僕はカウントが始まると同時に脚横に装備してあった拳銃型の武器を右手に取る
一方八蛇は背中から大きなT字型のハンマーを取り出す。
「怪力と落ちこぼれなんて、怪力が勝つに決まってんだろ」
「どうせまた落ちこぼれの負けだな」
「そもそもあの落ちこぼれ本当は能力なんて持ってないんじゃねぇの?」
「ま、力勝負で八蛇に勝とうとするのは相当なバカのすることだからね」
いつもの様に見ている生徒からはこの様に言われている
3・・・・2・・・・1・・・・0
「ははは!今日も負けて俺のスコアになりな!」
カウントが0になると同時に一気に距離を詰めて来る
僕の使っているのはレーザーを撃つ武器で、一マガジンで20発撃つことが出来る
模擬戦部屋では肉体は電子体になっているため斬られても消滅させられても死ぬ心配は無い
「・・・」
僕は八蛇に向け3発のレーザーを撃つ
「はっ!そんな攻撃が通用するかよ!」
八蛇はハンマーでレーザーをガードし、尚も接近…僕は次弾を撃とうとするがそれよりも早く八蛇のハンマーが左側から襲いかかる
「・・っ・」
僕は受け身を取ろうとするが間に合わずそのまま吹き飛ばされ壁に叩きつけられる、そして僕は死亡判定…それか行動不能と判定されたのだろう、部屋の中央に八蛇の勝利を表す文字が表示されている
「くはは!お前ほんっとに弱いよな!」
八蛇は笑いながらそう言い、模擬戦部屋を出て行く。
「はぁ・・・」
僕はため息をして部屋を出て行く