プロローグ
小説を書くのは今回が初めてで文章が可笑しかったりするかもしれませんがどうか大目にみてください
–––––システム トレーニングモードで起動します
短めの電子音…それとほぼ同時に視界に映し出される立体映像
「・・・」
僕は映し出された的を拳銃の形をした武器を使って撃ち抜いて行く…
–––––システム トレーニングモードを終了します
「・・・はぁ」
表示された記録を見てため息をする
「弾は全部当たってるけど・・・やっぱり頭と心臓には1発も当たってないか・・・」
そう言って僕は訓練室を後にし教室へと向かう
「・・・」
ここは学園でありながら都市でもある、
学園都市『グラウダ』
ここは普通の学園ではない・・・魔法や特殊な能力を持った人間が集まる少し?変わった学園
魔法や能力と言っても全員が全員同じという訳ではない
魔法を使える者は能力を持てず・・・
逆に、能力を持っている者は魔法が使えないのである。
僕は後者、つまり能力保有者の方だ
能力については後々説明しようと思う。
* * * * * * * * * * *
教室に入ると少ないがもう人が居たが、気にせず自分の席へ行き、座る
机にはキーボードがあり、すぐ側にカードを差し込むスペースがある。
僕はそこに自分のIDカード(生徒であることを証明する物)を差し込みPCを起動する。
「さて、今日も授業が始まる前に調整を済ませておきますかね」
そう言って僕はキーボードを打ち始める、
PC、キーボードと言っても電子式のためカタカタと音を立てることは無い。
調整と言っても自分の使う武器の出力等の微調整が主な作業
しばらくするとHR開始を知らせるチャイムが鳴ったので僕はその作業を終えた、教室にはもう全員が席に座っていて、丁度このクラスの担任がドアを開けて入って来たところだった
「よし、全員居るな!それではHRを始めるぞ」
といつもの様にHRが始まる・・・ただ、
決まっていつも「昨日は〜があった」「昨日の帰りに〜を見た」と言うような内容を話しているだけなので正直暇なのだ、それでも生徒が寝たりせずに話を聞いているのはその担任–––名前は新木 慎太郎–––がいつも熱心で生徒からの相談にも真面目に乗ってくれるからなのだ。
話が終わり
「今日は実技があるので各自準備等は怠らないように!」
と言って教室を出て行く
HRが終わり、授業が始まるまでには15分ほど時間があり、生徒はその間に準備を済ませたり話をしたりして時間を使っている。
「よっ椿!今日は実技があるらしいけどお前は何使うんだ?」
いきなり声を掛けてきたのは前の席の『奥田 高峯』いつも陽気な人間でたまにうるさいと思うこともあるのだが…
「僕はいつも通りこいつを使うさ」
そう言って僕は一丁の拳銃を取り出す
「お前なぁ…いっつもそれ使ってるけど対戦で勝ったところなんて見たことないぞ?」
こいつの言っていることは事実で、今までの対戦で僕が誰かに勝ったことは無い…その為付いた二つ名が【落ちこぼれ能力者】
「あはは・・・まぁ、勝てるように頑張るさ」
ここまで読んで下さってありがとうございました。
これからも投稿していきたいと思っていますのでもし良ければこれからも見て下さると嬉しいです。