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カツテノキミヘ  作者: 虚構人
カツテの世界
1/7

『仮面の国』

灰色に染まり、構築された世界は一瞬にして滅ばされた。たった一人の王によって


『仮面の王』という王が存在していた仮面の国では穏やかな日々が送られていた。ある人は仮面を被りながらまたある人は仮面を持ち歩く。この国では仮面は常時側にあるのだ。一体どうして仮面がこの国定着しているのか、それはこの国に存在している、もしくは見守っていると語れている『仮面の神 烈偽(れつぎ)』を信仰する者達による影響だ。最初は小さな信仰だったが年が経っていく内に自然と仮面を持ち歩いたりするのが普通となり、この国は仮面は当たり前になっていった。そして国は『仮面の国』となった。

だが、どうやって仮面の神を知ったのかそれは、この国が仮面の国になる前、「私は仮面の王である」と名乗る仮面を被った人物が訪れた時、この瞬間だった。『仮面の王』と名乗る人物の前に一際大きな人集りができ、不思議な事だが自然とその人集りは『仮面の神 烈偽』を信仰する様になった。ただ王と名乗る人物が訪れただけなのに



そして『仮面の国』では日常が送られていく筈だった。唐突で一瞬の出来事だ。仮面の国は滅ばされたのだ。『仮面の王』によって。国は灰色に染まり、国とは思えない光景になっている。


「仮面の神.....フッ戯け事だな...ハハッ!ハハハハハ!!」


カツテ国だった場所の遥か上、大空に巨大な仮面が浮かんでいる。その仮面は不気味に微笑んでいる。その光景をカツテ王城だった所から見ていた王は嘲笑い、狂った様に笑う。涙が流れても笑いは収まらなかった。


そして王は亡き国の王座に座る。


「今は待つとしよう。希望に満ち、輝く銀の瞳をした"彼女"を────」


いずれ世界は照らされる。混沌の狭間から烈玥が振り下ろす時層核によって


EP.烈偽 自暴自棄


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