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kurokuro 短編小説集

愛していた

作者: kurokuro

kuroファミに入れて良いのかな、この作品

あなたの匂いが嫌い。あなたの顔が嫌い。あなたの笑顔が嫌い。あなたの涙が嫌い。


あなたが笑っている時が好き。あなたが煙草を吸っている時が好き。あなたが抱き締めてくれる時が好き。あなたが私に尽くしている時が好き。


愛していた。愛していたはずなのに。どうして、帰らないの? どうして、振り向かないの? どうして、見てくれないの? 愛し合っていたはずなのに。あなたに嫌いなところがあったから? あなたを完全に愛すことができなかったから? 次は絶対に愛す。だから、


「あなたも愛してね」

最近こう言う話が好き


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