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現実的空想主義者の言

作者: 井之村恒喜

 世人の思し召しとして、僕は赤信号を渡った。田舎の車が通らない横断歩道だったから、誰にも見られること無くそれを行えた。罪悪感何てものは一切芽生えず、今後も抱くこと無く死ぬときを迎えられそう。

 これを幸せと言えるのか?いいや、言えない。言うやつはおかしい。真面目すぎるって?僕は不真面目さ。不真面目だから真面目になることを意識している。

 人間は幸せと不幸せを同時に孕む、所謂矛盾した動物なんだ。幸せと思っていることは本当に幸せなのか、或いは不幸せを防衛機制によって幸せだと錯覚させているのか。答えは二つに一つ。そして、答えが分かる日は必ず来ない。その解決しない矛盾に頭を悩ませる人間の美しさよ!


 人間の哲学とはその答え無き問題に無理に終止符を打つようなもの。錯覚させているのかもしれない。しかし、それが人間の幸せだ。救いがあること、それにすがれること。

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