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そのにじゅう コンタ28歳 アークレッドの悪ガキ五人組


最近、マリアと飲むのが楽しい。


と言うか、アークレッドが居心地いい。


マリアの話は、悪ガキ五人組が中心で、


悪ガキたちの話をするマリアの紫色の瞳は、ほんとに穏やかで、優しくて。


はじめて見た時の死んだ目がうそみたいだ。


いつも、いつも。


ー可愛い、可愛い、私の天使。


って、歌うように口にする。


俺からしたら、アークレッドの悪ガキだけど、マリアにはほんとに天使に見えるらしい。


俺にとって、いつまでたってもお嬢様がお嬢様なのとおなじかな?


笑っていて欲しいって、ずっと思う。


例え、それがツルッパゲの隣でも。


「コンタの話の中心は、いつもお姫様なのね。

よっぽど、可愛いのね、ティアラ姫」


ビール片手にマリアが笑う。


ほんと、柔らかい優しい穏やかな笑顔になったなあ。


皇女なんかじゃなく本当にふつの教師にみえるけど、


紫色のきれいな瞳をうるませて、教え子に懇願しているのは、なんでだろ?


「まあ、私の天使達の方が絶対可愛いけど。ね?リーナちゃん、もう一杯だけ、オ・ネ・ガ・イ」


「ダーメ!マリア先生、飲み過ぎです」


たかがビール一杯で、教え子から叱られているのは、


ー実は酒に弱いから。


ビール一杯で酔えるなんてお得なヤツだよな。


ただし、コイツ毎日ただ酒だけど。


いまどき物々交換なアークレッド。


俺は、毎回リーナや悪ガキたちに、アークレッドでは手に入らない本やお菓子やらを酒代にしてるけど、


マリアは先生だからって理由で、リーナのオヤジが受け取り拒否。


まあ、コイツ、ろくな感性していない。


お前の学術書なんか、難しすぎて、ツルッパゲでも苦労してたぞ?


そんなのをあっさり解く悪ガキどもにもビックリだけど、


まあ、マリアが教師だからなあ。


その話をツルッパゲにしたら、古代史、珍獣マニアのマークが気になったらしく、


マリア曰く老害な、リオンの王立博物館館長のツルッパゲの父親に紹介してやった。


なんか、すぐに客員博士?かなんかの称号手に入れてだけど、


まあ、コイツの教え子だし?


異世界とやらからの血なねかね。


農夫に嫁いだセージョ様とかを母親にもつセレナなんか天気操るし、


ケンシとかが父親の漁師のレオは、海竜王の息子子分で。


チョーゴーシとかの母をもつリーナの嗅覚、味覚は、いろんな調味料作り出す。


ユーシャの父親持ったウィルの兄は、つい先日異世界とやらにショーカンされ、


なんか知らんが異世界と行ったり来たり。


ってか、異世界ってそんな簡単にいけるのか?


相変わらず、わけわかんねー奴らだな。


ーってか、ウィル。


お前、いちばん地味だな。






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