そのじゅうはち コンタ26歳 ダイナマイトでソリ遊び
アークレッドを行き来する回数が増えれば、
当たり前だけど、姉ちゃん一家との交流も増える。
とくに毎回のようにマリアと飲むから、
マリアの教え子、
甥っ子のウィル・フィルはよく懐いた。
なにより、ユーシャの義兄似の長男より、姉ちゃんそっくりなウィル、
ーマジ天使。
くりくり大きな黒曜石の瞳でウルウル見上げられれば、
でれでれおじさん(オレ).
あげちゃいましたダイナマイト。
あとから、軍から勝手にちょろまかしたのバレて、
こっぴどく、ツルッパゲに叱られたけれど、
ほら?ウィルだし?
そもそも体力テストで1万メートルの登山道って、
幼児がやることか?
まあ、ダイナマイト欲しがるからって、与えた俺も俺だけど。
ーだって、ウィルだし。
まさか幼児が大山脈アルバ1万メートル登山して、
帰りも歩くの嫌だからって理由で、ダイナマイトで雪崩れおこして、
ついでにソリ遊びするなんて、思わないだろ。
雪崩れにあったら、とにかく泳げって、教えたユーシャ義兄も、
差し入れしてもらったヤーガバーバーも、
ほんと村ーじゃなかった(マリアがたまにアークレッドを村と言うからうつった)、
国民みんな青ざめた。
助けてくれた雪男、マジ感謝。
それから、ウィルは頼みごとされたら、まずツルッパゲに意見求めることにした。
ー俺だって、学ぶことはある。




