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そのじゅういち コンタ19歳 お嬢様の結婚
お嬢様がツルッパゲに一目惚れしたのが12歳。
あれから6年経ちました。
超絶美少女、お嬢様。
なせだか6年かけて、ツルッパゲに逆一目惚れされプロポーズ。
大貴族の一人娘なお嬢様。
ツルッパゲは中流貴族だけども、
いまや国王の若き片腕、超優秀おまけに次男。
あっという間に婚約認められて、
一年後には純白ドレスに身を包む。
この日のためにと、ふだん以上に侍女たちと本人の気合いで美を追求し、
いやはや、もうその破壊力とか、なんつんつーか。
超絶美少女飛び越えて、神の領域行ったのか?
って、くらい綺麗だった。
ーほんとうに。
でも何より目立つ、神聖な教会でステンドグラスの色とりどりの光を反射するツルッパゲ。
お嬢様の綺麗さ上回る話題をかっさらったツルッパゲ。
「いいのよ、それで。だって、ポマス様はわたしを綺麗だと褒めてくださったもの」
ツルッパゲだけが褒めてくれたらそれでいい。
そう幸せそうに笑ったお嬢様。
俺の初恋、お嬢様。
どうか、どうか、幸せに。
サヨナラはまだしないけど。




