キャラクター紹介
コテコテな〝のじゃ姫〟キャラの瑠姫。
なればこそ個性的な容姿にしたいところではありますが、意外と純朴な〝少女性〟を醸すべく、シンプルなヒロイン的造型にしました。
狐仙モードも奇をてらわず、一見して〝和風魔法少女〟とわかるデザインにしたつもりです。
それでも袖の紋様、射手具足風の手袋、額の飾りなどで独自色は出せたかなーと。
ラノベの主人公はナチュラルな黒髪ショートだったりしがちですが、伶人の髪型はちょっと長めの多肉植物系(?)
初期案ではチューリップハットみたいな外跳ねスタイルだったけど描きにくいからやめた、というのは余談であります。
今回はチョイ役の士郎。
理知的な優男なので、見た目もそれっぽく大人しめに。
正直、メガネって描きにくいんだけど、キャラ立てには便利はアイテムなので逃げずに描いてます。
もう一人のヒロインともいえる朔夜。
瑠姫と対をなす立場なので、対照的な黒髪のナイスバディー(死語)にしました。
美脚が眩しいチャイナドレス風の衣装なのにレギンスを穿かせたのは、むやみに肌をさらさないほうが逆にエロくね? なんて思ったりする性癖の仕業です。
小春は、モカ色ショトカで快活な印象を出しつつ〝可愛い幼馴染み女子〟を描こうとしたら、こうなりました。ある意味、僕様の好みが一番反映されたキャラかも。
蛍は特に趣向をこらさず、シンプルに〝良妻賢母タイプのお姉さん〟を意識して描きました。
千花は、前作の文中に〝フェネックに似ている〟とあるように細身のイメージでしたが、描いてみたらモフ度(?)がイマイチだったんで、ちょっと丸っこくしました。
九十九少女は、禿(遊廓の見習い童女)と鈴振り巫女のイメージを足して2で割ったような感じ。
一応、ハシブトガラスのイメージですが、あまり意識せずに描いてます。
いわば〝泥人形〟なので、ノイズ系のフィルタをかけて素焼きの陶器のような質感にしてみました。
◆ ◆ ◆
おまけ。
前作の脇役二人。もとより挿絵を描く予定がなかったこともあり、彼らの画稿はラフだけ。
仁に至っては劇中でフルネームが紹介されることすらない、可哀想な狂言回しモブです。
前作のラスボス皇雅さんも画稿はこのラフのみ。
当初の脳内イメージではフンドシ一丁で巨大な金棒を振り回す古典的な〝鬼〟でしたが、もうちょい格好良くしようと思い直し、こうなりました。
なんとなく某滅殺おじさんに似てるのは他人の空似であります。
以下、ラフあれこれ。