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俺たち4人が異世界転移?!〜魔王も勇者も俺たちには敵わない〜  作者: 名状しがたいスープのようなもの
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第3話 ノエルと今後

一ヶ月開けたけど仕方ないよね?

リアル忙しいのぉん

誰か私に睡眠時間をください(喀血

俺はノエルに家まで案内されてる間暇なのでグループ心話で雑談でもすることにする。


ニャル【道中口数少なかったけどどうしたの?】


バンカー【いやぁ本当に異世界に来たんだなぁって…】


レクト【氷うまぁ(バリボリ】


ヒューマ【氷いいね。俺にもくれよ。】


レクト【ほいよ。】


レクトが作り出した氷をヒューマも頬張る。


ヒューマ【キンッキンに冷えてやがる…】


ニャル【それ後で俺にもくれよ?まぁそれはいいとしてこれからどうする?とりあえずノエルの家でパイを食う約束?は取り付けたけどそのあとどうするかみんなの意見が聞きたいんだけど?】


バンカー【身分を確定するためにも冒険者登録はどうかな?てか無職ってきつくない?精神的に。】


レクト【賛成だな。街の出入りがしやすいようにしたいしな。】


ヒューマ【世の中金ですぜ。冒険者になれば仕事も凱旋してもられるんじゃね?】


ニャル【その案いいね!てかそれ以外に無いしな。パイ食ったら冒険者登録に行くで決定で!】


他3人【OK(ズドン】【わかった】【異世界感いいねぇ】


ニャル【てかノエルと話してるの俺だけだしお前らも会話しろよなぁ?】


バンカー【はぁ?俺に美少女と会話させるとか新手の拷問かよ!】


レクト【オンナノココワイ(便乗】


ヒューマ【とゆうか俺らここまでほとんどグループ心話で済ませてるけどノエルから見たら目だけで通じ合ってるように見えるんじゃね?】


レクト【何それ変人かな?】


バンカー【想像したらキモすぎたわ。】


ニャル【ノエルと会話する気は無いのな…まぁそれはいいとして会話がないのは適当に設定もっときゃなんとかなるだろ。】


ヒューマ【設定は生えるものだから…】


ニャル【そろそろ着くみたいだぜ。】


俺たちが身振り手振りをしながらでグループ心話で会話をしているとノエルは不思議そうにこちらを見ながら…


ノエル「あそこです!あの家が私の家です!」


とノエルが指差した場所には木でできた平家の家があった。大きさは人が暮らすぶんには申し分ないだろうと思われるほどの外観をしていた。


ニャル「ここは1人でお住まいなのですか?」


俺が思いついた疑問をぶつけるとノエルは首を振りながら…


ノエル「いいえ。私の他に母と弟がいます!」


ニャル「なるほど。ところで見ず知らずの私たちを家にあげることに躊躇はしないのですか?」


ノエル「見ず知らずだなんて…あなた方は私の命の恩人です!素性の知れない私を助けてくださる方が悪い方だとは思いません!」


ノエルからなんかいい奴認定受けてるけどここにいる奴私利私欲まみれなんだよなぁ。


ニャル「ありがとうございます。」


とりあえずお礼をしておくことにする。


ノエル「では中に入ってください。」


4人組「お邪魔しまーす。」


俺たちはノエルに促されて家の中に入った。家具や調度品の数は少ないが生活に必要最低限のものは揃えてあるように見受けられた。

俺はあまり裕福ではない印象を受けた。


ノエル「何もないところですがゆっくりしていってください。」


ノエルは頬を染めながらそう言った。恥ずかしいのだろうか?まぁどうだっていいが。


ノエル「うちはあんまり裕福じゃないので人数分のお皿がないんです…食器を回して食べるか、手づかみでしか…すみません。」


なるほど。そんなことを気にしていたのかほんとどうでもいいな。そんなことよりパイ食べたい。


ニャル「大丈夫ですよ^ ^なぁお前ら?」


三人組「気にしないでください」「食べさせていただけるだけでもありがたいです」「大丈夫だよぉ」


ニャル「…とゆうわけなんで気にしない気にしない^ ^」


ノエル「では皆さんお召し上がりください!」


そう言ってノエルが手に持ったカゴを机の上に置いて備え付けのふたを開け、あらかじめ八等分してある直径10センチ程度のアップルパイのようなものを取り出した。


俺たちはそれを1人一つ手に取り頬張る。


ニャル「初めて食ったけど案外いけるな。」


ヒューマ「!?パイを初めて食っただと!?」


レクト「これは人生損してますわぁ。」


バンカー「これ美味しいね。誰が作った

の?」


ノエル「私とお母さんで作ったんです。隣の街に住んでるおばぁちゃんに年に一度届けに行くのですが、運悪くコボルトに襲われてしまい…あなた方がいなければどうなっていたか…本当にありがとうございました!」


心にもないことを言ってみる。


ニャル「当たり前のことをしたまでですよ。」


バンカー「お嬢さんに怪我がなくてよかったです。」


ヒューマ「なんだよお嬢さんってw」


レクト「らしくねぇなw」


バンカー「うっせ!」


ノエル「本当にどうなることかと……ところで、あなた方はは一体?コボルトを蹴り殺す人なんて見たことがありません!しかも森の中なのに何一つ手荷物を持たず…一体森の中で何を?」


ニャル「えぇっと…それは…」


思いつかないからバンカーに投げようそうしよう!


ニャル【バンカー!パス。】


バンカー【ファッ!?】


バンカー「実は私たち記憶喪失でして森の中を4人でさまよっていたのですよ。なぜ4人で一緒にいたかは定かではありませんが…」


レクト「でも、4人一緒に倒れていたというのは、如何考えても不自然です。冒険者か何かだったのかな?という話で一致団結したんですよ。」


うっわぁ…嘘も方便だな。


ニャル「そぉーなんですよぉ!いやぁ困りましたよぉほんと!森の中で記憶喪失の男三人と一緒とか考えられますかぁ?もぉ恐ろしくて恐ろしくて(ニヤニヤ」


俺は場をかき回すために心にもないことを言ってみた。


ヒューマ「この中で一番たくましい癖に...」


バンカー「ほんとそれ。」


ノエル「そうなんですか…大変だったんですね。」


ニャル「それはとりあえず置いといて皆さん改めて自己紹介しません?」


ノエル「では私から。私の名前はノエルと言います。森を通って隣の街にいるお婆ちゃん二杯を届けようとしていたところを皆さんに助けていただきました。」


レクト「俺はレクト。記憶によれば、氷魔法が使える以外には能無しだぞ。」


ヒューマ「次俺ね。俺はヒューマ。ちょいと剣術が使える。」


バンカー「俺はバンカー。人の邪魔をするのがだぁい好きな善良な市民さ。」


ノエル「それは善良と言えるのでしょうか...?」


ニャル「最後は私だ!私はニャ〇ラトホテプ!気軽にニャルさんと呼んでほしいな。因みに私の体はとても硬いからなかなか傷つかないよ。」


俺はおもむろにサムズアップしながらウィンクをしてみる。


バンカー「逞しいだろ?これ、女なんだぜ?」


ニャル「レディに逞しいは失礼じゃないかな?(#^ω^)ピキピキ」


レクト「そうだよ(便乗」


ヒューマ「おっ筋肉もやしさんチッスチッス。」


ノエル「こっ、個性豊かなメンバーですね...?」


ニャル「ちょっと顔ひきつってるよ?」


そして俺達は談笑しながらパイを食べ、しばらくして今後の方針を話し合った。


ニャル「さて、これから生きていくためには金が必要だ。身寄りのない俺達が稼ぐためには冒険者ギルドに行くしかねぇ。つまり…わかるな?お前ら。」


バンカー「さっさとギルドに行って金稼ごうぜ!」


ヒューマ「ギルドで初心者狩りとエンカウントだね?わかるとも!」


レクト「これは返り討ちにしないと…」


俺はこんな感じで話をまとめてサッサと異世界ライフを満喫しようと考えた。


ニャル「というわけだ。お嬢ちゃん。パイご馳走になったぜ。」


ノエル「お粗末様です。何かあったら来てくださいね!」


俺達はノエルの家から出た


バンカー「さて、とりあえず冒険者ギルドか。」


レクト「場所聞くの忘れてんじゃ~ん。全くこれだから素人は」


ヒューマ「適当に歩いてりゃわかるだろ。」


楽観視しすぎな気がしなくもないが俺達は行く先もわからず街を歩き始めた。

次は行き当たりばったりのギルド探しが始まります。

先生の次回作にご期待ください。

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