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第7話

 第七話投稿いたしました! 前回の投稿から一か月と少しが経過していましたね、もう少しで二か月の表示が出るところでした(;・∀・)

 では、ご覧ください。楽しんでいただけると幸いです。

「それでいったいどういうことを書き込めばいいんだ?」


 女子が書いている間に、記入事項を確認することにした。


 んーっと、必須は名前とクラス……これは剣士とか魔法使いとかそういうことかな? それとー……って、必須項目これだけかよ!? あとはー、住んで居る場所や出身、使用する武器、宗派、スキル……ん? スキル?


「あのー、すみません。スキルって何ですか?」


 疑問に思い、受付さんに聞いてみると受付さんは親指と人差し指の間を顎に当てるようにして首を傾げ、何かを考え始めた。もしかして、この世界では常識だったか? 召喚したやつらは何も教えてくれなかったぞ。魔法のことは教えてくれたが……


 少しの間を挟み、受付さんは納得の表情を浮かべながら、ポンと手を手のひらに打ち付けるようにたたいた。


「もしかして、皆様は出稼ぎにこの町までいらしたのではないですか?」


 多いのかな、出稼ぎ。まぁ、例の如く皆は顔を見合わせた後に頷いた。


「それなら知らなくてもおかしくありませんね。スキルとは通常不可能なことを引き起こすことができるようになる神様からの贈り物なのです。スキルには二種類あり常時発動型と任意発動型があります。大きな町ではスキル持ちはそこそこの数がいますが、田舎のほうではいなくても不思議ではありません。スキル持ちは希少ですからね」

「詳しい説明をありがとうございます、とてもためになりました」


 優太が代表して礼を言った。

 そして俺たちは召喚されて人たちが、この世界ではいかに強力かを再確認することになった。


 まぁ、俺は大したことないんだがな……






 全員が記入用紙の項目を埋め終わり受付さんに紙を渡した。

 受付さんは必須項目の記入漏れがないことを確かめているのか、紙を眺め、しばらくすると一番上の紙を一番下にして次の紙を眺めた。

 五枚とも確認し終えたのか、紙を置き言葉を発した。


「登録に必要な情報は以上です。ようこそ冒険者ギルドへ、今から、皆様は冒険者です。これらは冒険者であることを証明するためのもので、ギルドカードと呼ばれています。ですがこれは仮のもので、本来のカードはDランクでしたら銅で出来ていて有料です。冒険者になってから銅のカードを一か月以内に発行できない場合は登録情報の取り消しとなり、一からの手続きとなることはご了承ください。この処置はお金が持っていない方でも冒険者になれるように配慮されてのものです」


 受付さんは一人一人に木でできた薄いカードを渡していった。

 表面には日本語ではない文字――なんだが、認識できてしまう文字で名前、その右には形的にはDじゃないんだがDだと読めてしまう文字、その下にはこの五人の中での役割、クラスが書かれていた。

 俺の場合は魔法使いだな。


「それでは冒険者の説明に移りたいと思うのですが、説明は必要ですか?」

「はい、ぜひお願いします。僕たちは何も知らなくて、常識的なことでも説明していただけると嬉しいです」

「ではまず常識的なことから……」



 受付さんの話を聞き漏らしがないように耳を澄ますようにして聞いて、俺たちはこの世界でのある程度の常識を知ることができた。受付さん、ありがとう。俺たちに、その辺の子どもでも知っていて当然のような知識を根気よく教えてくれて……


「常識的な知識はこれぐらいですかね……では、冒険者の基礎的知識です。冒険者の普段の仕事は依頼されたクエストをこなし報酬をもらうことです。非常時には緊急のクエストを受注してもらうことになりますが、そういったクエストはほとんどはありません。クエストを期限以内に達成できなかった場合は違約金と場合によっては罰則が下ることがあります。次にランクの話をします。冒険者のランクにはAからD、そしてSがあります。このランクは条件を満たしたうえで、特別なクエストを達成することにより昇格することができます。最初はよほどのことがない限りDランクからのスタートとなります。冒険者のルールとしては法を守ってもらえたら結構です、法を破ったことが露見した場合、冒険者登録永久取り消しとなります」


「ご丁寧にありがとうございました、これで僕たちはこの町でもやっていけそうです」

「いえ、これも仕事のうちですから。それでは最後に……パーティーの登録はされますか?」

「パーティーになるとどんないいことがあるんですか?」

「それはで――」

 

 優太が利点を尋ね、受付さんがその質問に答えようとしたその瞬間。ゴォォン、と鐘の響いたような音が数回鳴った。


「っ!?!?」


 その音に驚愕の表情を浮かべる受付さんと騒ぎ始めるギルド内の人々。何が起きたんだ? ただならぬ雰囲気なのだが……


 するとギルドの奥の方から髭の生えた見るからに偉そうなマッチョマンが出てきた。ギルド長かな? もしギルド長だとしたらそれほど大きな何かが起きたということだろう。



「聞けぇいっ!! 皆の者! 静まれ!」


 威厳ある低音の大きな声をギルド内に響き渡らせ、ギルド内は物音ひとつしないほど静かになった。うわぁ、いい声過ぎて鳥肌立ったわ、うん、この人がギルド長だな。逆に違ったらおかしい、そうに違いない。そう俺に思わせるだけの何かをこの人は持っている。


「先ほど、この町に黒竜が向かっているとの報が届いたっ!!」


 再びギルド内はざわめきを取り戻した。黒竜!? 召喚された俺たちを物語の主人公に例えると、初めての町で、物語はいきなりクライマックス迎えてんじゃねぇか!? この世界きて、まだ半日経ってねぇんだぞ……こんなところで死んでられるか……

 あっ、でも竜のネームバリューに驚かされたけど実は竜って大したことねぇんじゃね? ギルド長(?)もそんなに焦ってるわけではないし実は安心していいんじゃないかな? うん、強い人もいるだろうし、そうに違いな――


「黙れぇっ!! この町には竜を撃退できるだけの設備や人手はない、だが時間稼ぎぐらいはしなければこの町の住民たちは逃げきれない。そこで必要になってくるのがお前たちだ。今、この町のギルド支部長ティモンの名において、この町の危機につき緊急クエストを発布する! 参加は強制! 拒否権はない!! なお逃げた者はステータスボードが赤になることを覚悟せよ!」


 おぉぅ、なんてこったい……今日は怒涛の一日だな……召喚されるわ、俺が雑魚だわ、竜に襲撃受けるわ、忙しすぎるだろうが。

 まぁ、もちろんこうなってくるとギルド内はパニックになるわけで……


「はぁ!? ふざけんなよぉ……一週間後には結婚するつもりだったんだぞぉ……なのに、なのになんでなんだよぉぉぉ……」

「もう、最悪だわ。終わった、全て終わりだわ……」

「うわぁぁぁぁん、ママァーン」

「ははは、このクエストが終わったら俺、マリーちゃんに告白するんだ、ははは、ははっ、ははははははははは」


 その場で呆然とする者、膝をついて泣き崩れる者、絶望に打ちひしがれる者、反応は人によって様々だがその表情は決まって明るいものとは言えない。これ、どうすんだ? 俺たちは異世界から来たから、この世界になじんでいないから竜に襲われることの重大さが分からないから冷静でいられるが……

 というか誰だ!? あからさまなフラグ建てやがったやつは!?


「者ども! 希望を持て!! つい先日、近場で勇者召喚が行われた! そしてその召喚された勇者に協力を取り付けることができ――お、来たみたいだ。紹介しよう、彼が――」


 そして支部長は入り口に向き直った。奥の方から逆光で顔は見えないが、ギルドに入ってこようとしている人影が複数見える。おいおい、まさか……


「初めまして。ご紹介にあずかりました、今村友樹です。俺が来たからにはもう安心していいですよ、必ず俺が竜を打ち取って見せます!」


 そう言って現れたのは友樹その人であった。

 第七話を最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 本格的な活動は来年からになる予定です。予定、予定。大事なことなので三回言いま(ry

 そして序盤の描写が足りず、違和感を感じるとのご指摘を頂いたので修整するつもりです。(予約投稿ですので、土曜日に修整済みかもしれません。)


 拙作ですが、温かい目で末永くみてくださいm(__)m


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