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【第2話:現代の魔力と、至福の処刑(マーキング)】

第1話をお読みいただきありがとうございます!

「全裸で登場」からの「赤面陥落」。

さて、胃袋を満たした最強の猫耳戦姫・シオンの本能が、ついに暴走を始めます。

智也の心臓が持つかどうか……見守ってあげてくださいね!


「……トモヤ。……腹が減った。貴様の国には、戦士に相応しい『魔力めし』はないのか?」

智也のXLサイズのTシャツをだぼだぼに着たシオンは、不機嫌そうに、しかし林檎のように真っ赤な顔で言い放った。

腹の虫が「ぐぅ」と情けない音を立てるたび、彼女の黒い猫耳がピクピクと屈辱に震える。

「……わかったよ。とりあえず、これ。……毒なんて入ってないから」

智也がおずおずと差し出したのは、近所のコンビニで買った**『ツナマヨおにぎり』と『冷えたコーラ』**だった。

「……ふん。この四角い、海苔という防壁に包まれた物体がか? ……っ。……むぐっ……!?」

一口食べた瞬間、シオンの時間が止まった。

(……な、なんだこの、瑞々しい米の弾力はッ!? そして、中から溢れ出す濃厚な魚介の旨味と、乳白色の禁断のタレ……。……っ、喉を焼くこの刺激的なコーラも、魔力が……全身の細胞に弾けるようだッ!!)

「……ど、どう? 口に合う?」

「……フ、フンッ! ……悪くない。……いや、ただの効率的な栄養摂取だ。……断じて、美味すぎて震えているわけではないッ!!」

そう言いながら、シオンは奪い取るように二個目のおにぎりに食らいついていた。最強の戦姫が、現代のジャンクフードの「暴力的な美味さ」の前に、完膚なきまでに敗北した瞬間だった。

「……ふぅ。……トモヤ。……少し、こちらへ来い」

食事を終え、心身ともに満たされたシオンの瞳が、ふと怪しく潤む。

彼女は音もなく智也の胸に飛び込むと、その首筋に顔を埋めた。

「……クンクン……。……スンスン……」

「……わっ、シオン!? くすぐったいよ」

智也が戸惑うのも構わず、彼女は執拗に匂いを嗅ぐ。……だが、その瞬間。彼女の猫耳が鋭く逆立った。

「…………ッ!?」

シオンは智也の胸から勢いよく離れ、氷のような瞳で彼を射抜いた。

「……貴様……。……他の女の匂いがする。……不快だ。……反吐が出るほどに、不快だッ!!」

「……え!? いや、さっきのコンビニの店員さんと一言喋ったくらいで……」

「……黙れッ! 理由など知らん! 私の血が、私の爪が、貴様を離すなと叫んでいるのだッ!!」

シオンは真っ赤な顔で、しかし獲物を追い詰める捕食者のように智也をベッドへと押し倒した。

「……フン、不思議そうな顔をするな。……我ら獣のことわりでは、魂の『美しさ』は隠せぬのだ。……貴様のその、澱みのない純粋な眼差し……。バルバラガンドの王ですら持たぬ『高潔な魂』に、私の本能が――**『つがい』**であると屈服した。ただ、それだけのことだッ!」

「……え……? つがい……!?」

「……そうだ。ゆえに、貴様の身体には、私の『魔力におい』だけが刻まれるべきなのだッ!」

シオンは、智也の抵抗をSランクの怪力でねじ伏せると、彼の顔を、自分の豊満な胸元へと力任せに引き寄せた。

「……っ!! し、シオン!? ぐるじい……ッ!」

智也の顔は、薄いTシャツ越しに、シオンの柔らかく、しかし圧倒的な熱量を持つ胸の谷間に、ぎゅーーーっと深く埋め込まれた。

視界は真っ白。鼻腔はシオンの甘い香りと、本能を掻き立てる微かな獣の匂いだけで塗りつぶされる。

(……トモヤ……。もし他の女を一度でも見たら、……その目を、二度と開かぬように、優しく……えぐってやるからな)

智也の顔を胸に押し付けたまま、シオンは狂おしいほどの独占欲を込めて囁いた。

「……ふっ、く……。……っ、にゃ……っ」

窒息寸前の智也の顔に触れながら、彼女の口から漏れ出したのは、鋼の精神(Sランク)が最も忌み嫌っていたはずの――「ゴロゴロ」という、幸せに満ちた喉鳴らしだった。


シオンの「胸での窒息マーキング」、いかがでしたか?

彼女の本能が智也を『つがい』と認めた以上、もう逃げ場はありません。

甘すぎる(物理的に重すぎる)愛に、智也の理性がどこまで持つか……。

次回、最終話。智也を傷つける「ゴミ(いじめっ子)」を、シオンがSランクの暴力で一掃します!

最高にスカッとするラストをお見逃しなく!

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